2021年は30本くらい映画を観に行きました。
そのなかで、良かったと思う上位10本をまとめておきます。
『護られなかった者たちへ』も入れたかったのですが、原作と比較すると、映画はちょっと・・・、という感じなので次点くらいでしょうか。
以下は、あくまでも個人の感想なので、あらかじめご了承ください。
『キャラクター』
投資金額:3900円
2021年に観た映画のなかで、何度も観に行ったのが『キャラクター』です。
菅田将暉さんとFukaseさんが取っ組み合う、ラストシーンの狂気がすばらしいです。
また、細部まで丁寧に描かれた設定は、浦沢直樹さんの『MONSTER』を思い出させてくれました。
犯人は逮捕されてしまったので続編はないと思いますが、小説版だと捕まらないみたいなので、続編があるなら観てみたい作品です。
『ヤクザと家族 The Family』
投資金額:1500円
綾野剛さん主演の映画のなかでも、かなり好きな映画です。
その後、Netflixだったか、Prime Videoだったか、動画配信サイトでも見直しました。
時代を作っているのは法律なんだな、と実感させられる映画です。
日本が貧しくなったのは、正社員を守り、若者より年寄りを優遇する法律のせいだと指摘されることがありますが、そんな映画も制作されるようになるかもしれません。
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』
投資金額:1200円
シリーズの最後となった、はじまりの物語が、一番好きな作品となりました。
『るろうに剣心 最終章 The Final』は、過去作品の集大成という印象で、テイストも変わらないのですが、この作品は、まったく異なるテイストだと思いました。
そして、この作品を見ると、最初からシリーズを見直したくなります。
動画配信時代には、何度も見直したくなるようなブースターのような作品が求められているのかもしれません。
『共謀家族』
投資金額:1200円
中国映画ですが、タイに移住した中国人一家の物語です。
やむなく殺人に至ってしまった妻と娘を、父がどうにか護るという内容で、家族愛を描いた重たい内容ですが、引き込まれます。
警察が仮想敵として描かれているのは、中国の体制を皮肉っているためかもしれません。
舞台がタイであるのも、同様の理由でしょう。
『孤狼の血 LEVEL2』
投資金額:1200円
狂犬みたいなヤクザには、自分自身も狂犬にならないといけないのか?
という自問自答をしたくなるような作品です。
ヤクザと警察の力比べみたいな映画で、何度も観たいとは思いませんが、一度は観ておいて良い作品だと思います。
『総理の夫』
投資金額:1500円
原作の良さを残しつつ、現実的な着地となった作品です。
原作と比較しても遜色ない作品に仕上がっています。
なにより、中谷美紀さんと田中圭さんというキャスティングがハマっています。
『ポルノグラファー~プレイバック~』
投資金額:1900円
人と人の関係性を、改めて考えさせられる作品です。
『劇場版 きのう何食べた?』がゆるやかで、穏やかななかに、人生や老いが盛り込まれているとすれば、こちらは、激情あふれる展開といいますか・・。
どちらもテーマは似ていると思うのですが、表現の仕方がちがうというか。
マイルドがお好きなら『劇場版 きのう何食べた?』、ややハードな展開がお好きなら『ポルノグラファー~プレイバック~』という感じでしょうか。
どちらもBLものですが、人間としてどう生きていくのか、誰と生きていくのか、という決意には、男とか女とか、関係ないな、と思わせられます。
『太陽は動かない』
投資金額:1500円
吉田修一さんの原作がおもしろいので、おすすめ。
原作の世界観は引き継がれていますが、映画の方は、撮影のしやすさが優先されているようです。
だから、使われているエピソードが書き換えられています。
これには、原作者の吉田修一さんも了承しているようなので、仕方がないかな、と。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のようにはいかないようです。
『劇場版 呪術廻戦 0』
投資金額:1500円
観てきたばかりですが、世界観も、アクションもすごいです。
こういうアニメだったら、何度でも観に行けるかな、と思います。
実写化はしてほしくないかも。
原作コミックを読んでいるわけではないので、キャラクターに対するこだわりはないのですが、実写化したら、かなりがっかりする作品のような気がします。
『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』
投資金額:1500円
Netflixでなんども観ているのに、劇場版を観るくらいに好きです。
全編、良く知っているストーリーだし、映像も何度も観ているのですが、そもそもの世界観や設定がしっかりしているので、何度観てもおもしろいです。
はやく、Netflixの新シリーズが観たい!
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