2021年10月は、久しぶりに観たい映画がたくさん公開された、という印象です。
とはいえ、すべてを観ることは叶わず。
『ONODA 一万夜を越えて』も観たい映画なのですが、劇場で見なくても良いかな、と思って、今回はパスしました。
『護られなかった者たちへ』
投資金額:1500円
中山七里さんの小説『護られなかった者たちへ』の映画化作品。
公開が延び延びになっていましたが、やっと観られました。
ほぼ原作どおりなのですが、原作と違うのは、活躍するのが阿部寛さん演じる笘篠刑事である点でしょうか。
たしか原作では、林遣都さん演じるパートナーの方の刑事が活躍していたと思うんですけど。
『護られなかった者たちへ』の続編らしき作品に、『境界線』というのがありますが、こちらは笘篠刑事が主役なので、もしかすると、続編映画を作ろうという下心があるのかもしれません。
そして、映画は感動モノではあるのですが、小説を読んだときの感動を超えるほどではありません、残念ながら。
映画のほうは、語りすぎ、という印象です。
悪くはないのですが、冗長な部分があったかな、という感じです。
ブラック佐藤健さんの、不器用な感じが、すごく良かったので、もし『境界線』を映画化するなら、もう一度、佐藤健さんも出演してほしいです。
動画配信されれば、もう一度、必ず観る作品だと思います。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
投資金額:1200円
ダニエル・クレイグ最後のジェームズ・ボンドは、最後にふさわしい終わり方でした。
なんと、ミサイル攻撃で爆死です。
最後の最後は、『アルマゲドン』のブルース・ウィリスを思い出してしまいました。
映像も、ダニエル・クレイグの顔のアップで似てましたし。
ここからネタバレになります。
DNAをつかった特定の個人を死に至らせる殺人ウイルス(といってもナノサイズのロボットみたい)を浴びたジェームズ・ボンドは、触った人を殺してしまうという、究極の殺しのライセンスを得てしまいます。
しかし、ジェームズ・ボンドには、実は娘がいて、家族もいたのですが、殺人ウイルスのために、彼女たちに触ることができなくなってしまいます。
そして、ジェームズ・ボンドは、自らの死を選ぶ、というラストなのです。
このあたりは、急に涙が出てきてしまって、まさに『アルマゲドン』を彷彿とさせます。
「家族への愛」をテーマにした作品は映画に限らず強いですが、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は泣ける映画に仕上がっています。
『CUBE 一度入ったら、最後』
投資金額:1500円
いわゆるデスゲーム系の映画。
1997年につくられた『キューブ』の監督が協力している作品ですが、デスゲームを見慣れた人には物足りないかもしれません。
もとの『キューブ』は見ていないので、比較できませんが、デスゲームにありがちな登場人物が揃っています。
ゲーム主催者側の人間が混じっているというのも、ある意味、お約束ですが、『CUBE 一度入ったら、最後』では、主催者側の人間がAIロボットという設定です。
映画に続くストーリー版の小説もありますが、手に取るほどではなさそうな・・・。
主演の菅田将暉さんはコンティニューでしたが、他の皆さんはゲーム終了。
続編はないと思いますが、思わせぶりな終わり方です。
出演者のなかでは、岡田将生さんが「うまいな~」と思います。
岡田将生さんは、こういう役柄を演じると本当に上手です。
今月はここまで。
11月も観たい映画がたくさん公開されるので、楽しみです。
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