12月は、楽しみにしていた映画が公開されて、うれしい限りです。
わたし的に完全新作は、『劇場版 呪術廻戦 0』だけであり、『彼女が好きなものは』『あなたの番です 劇場版』はどちらもリメイクみたいなものなので、新鮮な気持ちで向き合えませんでした。
人間って、どうしても比較しちゃう動物なんですね。
『彼女が好きなものは』
投資金額:1200円
浅原ナオトさんの『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の映画版です。
小説がかなりおもしろく、そしてNHKのドラマ版『腐女子、うっかりゲイに告る。』が原作にほぼ忠実で、こちらもすごく良い出来だったのですが、映画版はなんだかしっくりこないという印象です。
全校生徒のまえで、自分が腐女子であることを話す山田杏奈さんの演技には涙しましたが(口元がプルプル震えてて迫真の演技)、神尾楓珠さんや今井翼さんは違うかな、という感じです。
ドラマ版は十分な時間があって、章立て通りの展開なので、映画にそれを求めるのは酷といえば酷なんですが・・・。
この作品を見て、わたしがBL系の映画やドラマにもとめるのは、言葉の重みなんだな、と改めて感じた次第です。
というのも、『きのう何食べた?』とか『ポルノグラファー』とか、ドラマはもちろんなのですが、映画版でも心に響いてくる言葉があります。
もちろん『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』にも、心に響く言葉がたくさんあるのですが、映画版からはほとんど響いてこないというか・・・。
それは、原作小説も読み、ドラマも何回か見ていて、知りすぎているからなのかもしれませんが、なんだか言葉が軽いような気がしました。
残念な印象の中、エンドロールをみて、あのMr.ファーレンハイトの後ろ姿が磯村勇斗さんだと知り、ちょっとうれしかったです。
ちなみに、Netflixでドラマ版『腐女子、うっかりゲイに告る。』を観ることができたのですが、これを書いている時点ではメニューから無くなっていました。
ところが、続編小説があることを知り、さっそく購入しました!
続編、はやく読みたいです。
『あなたの番です 劇場版』
投資金額:1500円
ドラマ版の派生、というより、もしかするとドラマ版の後半候補だったかもしれない内容です。
殺人鬼・黒島紗和の純愛物語でもあり、どうみても主役は西野七瀬さんです。
ドラマでドキドキした人は、劇場版もぜひ見てほしいです。
よくある、「ドラマはおもしろかったけど、映画はちょっと・・・」というがっかり感は、ほとんどありません。
むしろ、そう来たか、という感じです。
エピローグは、ドラマ版の前半、原田知世さんが亡くなるシーンの再現なのですが、映画版はハッピーエンドです。
ここで殺されちゃってるのかな~、と、最後まで不安と期待を煽ってくれます。
『劇場版 呪術廻戦 0』
投資金額:1500円
アニメ『呪術廻戦』をあらためて見直してから、行きました!
乙骨裕太くんは、登場からして、碇シンジくんなんですが、わざと寄せてる感じがしました。
基本ネガティブな碇シンジくんとちがって、乙骨裕太くんは、かなり天然ボケっぽいキャラクターなので、暗いときは暗く、ボケてるときはのほほんとした感じに仕上がっていると思います。
それにしても、五条先生がかっこいい。
ラストで「親友」発言するあたりも、良いです。
アニメでは、久しぶりにもう一度観たい作品かも、です。
コメント
コメントを投稿