【Amazon Prime】『仮面ライダーオーズ/OOO』

 連休中に『仮面ライダーオーズ/OOO』観ました。


仮面ライダーとコンビを組むのが、グリード(欲望)と呼ばれる怪人集団のひとり・アンクという、善悪コンビものです。

設定はよく知っていて、アンクが魅力的、という印象があったのですが、ストーリーは全然記憶になく、全48話のエピソードもほとんど知らないものでした。

思い起こしてみれば、前作の『仮面ライダーW』が好きだったので、その流れで最初の10話くらいは録画して観ていたのかもしれません。

だから、設定は知っていても、物語は知らないということになっていたのかもしれず・・・。

でも、全話を観て、『仮面ライダーオーズ/OOO』が人気があることが、とてもよく理解できました。




どこまでも人が良いオーズ

仮面ライダーシリーズのなかでも、群を抜いて人柄が良いのが、オーズこと火野映司です。

自分のやりたいこと、欲望を失ったために、なんでも受け入れてしまう心を持っていて、オーズとなってしまうという設定です。

そんなオーズとコンビを組むのが、グリードのアンクなのですが、なぜか右腕しか復活していません。

このアンクが取り付いたのが、刑事で瀕死の泉信吾で、アンクに身体を乗っ取られているときのヘアスタイルがカッコ良い。

そして、回を追うごとにアイラインが濃くなっていきます。



メダル争奪戦

仮面ライダーオーズ/OOO』の物語は、5人のグリード、鴻上ファウンデーション、真木博士たちによるメダルの奪い合いを軸に進んでいきます。

メダルは、コアメダルとセルメダルの2種類があり、自分のコアメダルを9枚集めると、グリードは完全復活できます。

また、このコアメダルの組み合わせによって、オーズ変身後の変態型とパワーが異なるという設定です。

このあたり、バンダイ・東映の物売り戦略が強すぎて、たぶんオンエア時は途中で観るのをやめてしまったのかもしれません。

しかし、一気に全話をみると、コアメダルの必然性がよくわかってきます。



手の届く範囲の人たちを幸せにする

仮面ライダーオーズ/OOO』のなかで、繰り返し出てくるのが、「手の届く範囲の人たちを幸せにする」という火野映司の言葉です。

このテーマを最も強く表現しているのが、『第11話「旅人とアゲハ蝶と有名人」』でしょう。

言葉だけで、行動しない、身近なことに取り組まない人たちを皮肉っています。

できそうでできない、有言実行よりも深い意味を感じます。

また、繰り返し出てくるので、最終話に向かって、このテーマの重さが伝わってきます。

10周年で映画化されたのも、底堅い人気があるためでしょう。

映画もみてみたいと思いました。



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