『À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜』観ました。
市川実日子さんと中島歩さんが夫婦役で、歴史上の人物の食べていた食事を再現していく、というドラマです。
1話26分、全12話なので、イッキ見もできますが、余韻を楽しみたいドラマでした。
古代ギリシャ・ローマからベートーヴェンまで
歴史上の人物が食べていた食事を再現することができるのは、西洋史の教授が調べて、レシピを作成してくれるから。
そのレシピを、夫婦ふたりで買い物から調理まで行います。
ちょいちょい、その人物の生きていた時代背景などが語られるので、歴史が好きな人にも楽しめるドラマかもしれません。
わたしの場合、ドラマをとめて、検索しながら観ておりました。
ソクラテスやカエサルが食べていた食事から、マリーアントワネット、ベートーヴェンまで、幅広い時代を取り上げているので、興味深い点が多いです。
メソポタミア文明の時代に食べられていた食事は、塩が使われていませんが、複雑な味わいをもつものが食べられていたようです。
塩と砂糖がごくごく普通に使われている現代人には物足りないかもしれませんが、一度は味わってみたいものです。
程よい距離感の夫婦関係
市川実日子さんと中島歩さんが演じる夫婦は、妻が大学の事務方、夫は漬物屋に生まれて漬物メーカーに勤務しているという設定です。
だから、西洋史の教授が、あたりまえのように登場してきます。
夫は長野に出張することも多いのですが、食事の準備はふたりでするのが、お決まりのようです。
食べることに興味がある夫婦なんですね。
そんな夫婦が、吉祥寺駅から20分ほどの場所に住んでいるという設定も、程よい距離感を表しているのかも。
なんというか、夫婦ではあるけれど、ずっと一緒に暮らしている友人という雰囲気が漂います。
というのも、この夫婦は、感情のぶつかり合いがほとんどなく、相手がどう考えているか、今どんなふうに感じているか、をお互いに気遣いながら生活している感じがします。
とても穏やかなのです。
シリーズ化されたら、また続けて観てしまうと思います。
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