2022年6月に公開された『PLAN 75』が観たかったのですが、時間的に合わず、見送りました。
でも、良い作品にも出会えたのではないかと思っています。
『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』
投資金額:1500円
ドラマ『シャーロック』の劇場版です。
ドラマの再放送を観てますが、かなりオシャレなドラマだったな、と思います。
その劇場版で、しかも原作は『バスカヴィル家の犬』です。
『バスカヴィル家の犬』は、何度もドラマ化・映画化されている作品ですが、もっとも原作に近いのが、ジェレミー・ブレット主演のシリーズだとされています。
しかし、『バスカヴィル家の犬』の場合、さまざまにアレンジされていることも事実で、ベネディクト・カンバーバッチ主演のシリーズでは、軍事機密の秘密実験となります。
『バスカヴィル家の犬』の要素として欠かせないのは犬です。
ほかには、ワトソンがひとり残って調査する、そして恐怖を感じる。
さらに、遺産相続争いによる殺人という要素もあるのですが、ベネディクト・カンバーバッチ主演のシリーズでは、これは削除されているようです。
『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』では、遺産相続争いによる殺人を主軸においていて、なぜ遺産相続争いになったのか、という部分が謎となります。
他の作品で、『バスカヴィル家の犬』がどのように描かれているのか、比較して観直したい作品です。
映画館でみても損した気分になりませんでした。
『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』
投資金額:1500円
完結編を前編と後編にわけるとしたら、後編にあたるのが本作です。
アニメをリアルタイムで観ていたくらいの大ファンで、アニメ版は4回以上みていると思います。
実写版もすべて劇場で観ているのですが、一作目は、『鋼の錬金術師』をまったく知らない山田涼介ファンにも理解できるように作られている部分があったように感じました。
完結編一部の『復讐者スカー』も、たぶん原作やアニメファンよりも、知らない人に向けた説明が多いような気がしました。
ところが、『最後の錬成』は、アニメをそのまま実写にした、という感じです。
余計な説明はほぼ無し、というか、アニメも最後のほうは、ホーエンハイムとお父様の関係を説明する部分が多いので、映画もそのまま進行しています。
そして、アニメをみていたときは、まったく思いもよらなかったのですが、若返ったお父様=エド、なんですね。
そうか、そうだよね、ホーエンハイムの遺伝子をもっているのがお父様なわけだから、若返ればエドになる、のか。
というわけで、ラストの戦いは、山田涼介のエドワード・エルリック vs. 山田涼介のお父様、となります。
そして、つくづく感じたのが、『鋼の錬金術師』は家族の物語である、ということです。
ホーエンハイムが、トリシャの墓の前で亡くなっているラストは、アニメでも涙してしまうシーンのひとつですが、実写版でも涙ぐんでしまいました。
『最後の錬成』は、エドワードが主人公なのですが、ホーエンハイムの物語でもあります。
第一作から完結編まで、続けて見直したいと思いました。
早く配信してほしい!
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