『令嬢アンナの真実(Inventing Anna)』は、以前から観たかった作品です。
というのも、「Netflixでドラマ化されたセレブ詐欺師 アンナ・ソロキンの性格・運気・運勢は?」を読んでいたから。
ドラマを観て、アメリカ人が、ヨーロッパ貴族という肩書にいかに弱いか、を改めて確認しました。
信託財産というマジック
日本人にはほとんど馴染みがない信託財産という仕組みが、アンナがセレブとして振る舞える根拠です。
昔から、海外小説のなかで、お金持ちの子どもたちが将来受け取れるまとまった財産、として信託財産が登場します。
一定の年齢に達することで受け取れるのですが、それまではダメなので、この信託財産を担保に借金をする、というのがアンナの手口でした。
といっても、アメリカのセレブ社会に入り込み、その人脈をうまく転がしていくあたりは、お見事としか言いようがありません。
裁判はプロモーション
アンナのすごいところは、裁判に臨んで、本を出版し、Netflixでのドラマ化契約をしたことでしょう。
そのためなのか、裁判出廷では、ファッションショーなみのドレスアップをします。
まるでプロモーションであり、広告。
アンナは、裁判では有罪になりましたが、この事件を経て、お金持ちになったことは間違いありません。
ドラマの原作本が日本語化されていないのが、本当に残念なぐらい、ビッグネームが登場します。
なぜ、いい大人が騙されたのか?
詐欺とは、人脈から始まるのだ、とかんじる作品です。
お金の話が好きなかたにおすすめです。
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