大学生を見ていると、あきらかにコミュニケーションスキルの高い学生と、人との会話そのものが苦手な学生がいます。
コミュニケーションスキルの高い学生とは、友人関係の構築がうまく、大人たちとの距離感もほどよく把握していて、ときには図々しい申し出もありますが、大人は「仕方ないか」と笑って許してしまうような学生です。
一方の、コミュニケーションスキルが低い学生には、2通りあると思っています。
ひとつは、対人関係そのものに恐怖を感じるタイプ。
もう一つは、慣れた人や環境以外ではコミュニケーションできない、いわゆる内弁慶タイプです。
対人関係そのものに恐怖感を感じるタイプの学生は、本当に数が少ないと思うのですが、内弁慶タイプはけっこう多くて、とくに男子に多いと感じています。
慣れれば大丈夫、というタイプで、つきあううちに饒舌になっていくという人物です。
コミュニケーションスキルの高い人は、初対面の人と談笑し、連絡先まで交換してしまいますが、コミュニケーションスキルの低い人は、初対面の人ばかりのところではドキドキして、うまく言葉が出てこないということもしばしばです。
コミュニケーションスキルは、学校などで体系的に学ぶことがないにもかかわらず、人生においては非常に重要なスキルになっています。
コミュニケーションスキルのスキルとは、経験や訓練によって得られる技能や腕前のことです。
今のところ、コミュニケーションスキルは、経験にもとづくノウハウが個人に蓄積されているか、心理学や脳科学の研究者などによって知見が集められているに過ぎません。
マーケティングの知識や方法論のなかには、心理学や脳科学に基づいた手法が多く取り入れられていますので、いつもマーケティングのことを考えている人は、コミュニケーションスキルを自然と高めている可能性があります。
マーケティングは人間が相手なので、コミュニケーションスキルが高くなければ、モノが売れないからです。
多くの人が、モノづくりのためのスキルアップに一生懸命です。
モノづくりのスキルでも、本当はコミュニケーションスキルが大切なのですけどね。
モノづくりには多くの人が関係していますし、言葉の持つ意味を共有することは必須だからです。
ところが、モノづくりの現場で使われる言葉は、一定のフレーム(枠組み)のなかで通用するものであって、万人に向けられたものではありません。
大企業になると、その会社特有の言葉というものがあって、よそ者にはピンとこないときがあるくらいです。
会社では、トークがうまくて注目を集めるような人が、合コンでは貝のように黙り込んでしまう人っていますよね。
こういうタイプの人は、最初に紹介した、慣れた関係や環境でなければ自分を表現できないグループに属しています。
つまり、一定のフレーム(枠組み)のなかではコミュニケーションできても、決められたフレームがなくなると、どんな言葉、どんな調子、どんなタイミングでコミュニケーションすれば良いのかがわからなくなってしまうのです。
工業国だからなのか、フレーム問題は、コミュニケーションスキルに大きく関係していると思われるのです。
コミュニケーションスキルの高い学生とは、友人関係の構築がうまく、大人たちとの距離感もほどよく把握していて、ときには図々しい申し出もありますが、大人は「仕方ないか」と笑って許してしまうような学生です。
一方の、コミュニケーションスキルが低い学生には、2通りあると思っています。
ひとつは、対人関係そのものに恐怖を感じるタイプ。
もう一つは、慣れた人や環境以外ではコミュニケーションできない、いわゆる内弁慶タイプです。
対人関係そのものに恐怖感を感じるタイプの学生は、本当に数が少ないと思うのですが、内弁慶タイプはけっこう多くて、とくに男子に多いと感じています。
慣れれば大丈夫、というタイプで、つきあううちに饒舌になっていくという人物です。
体系的に学ぶことができないコミュニケーションスキル
学校でも、仕事でも、遊びでも、コミュニケーションスキルの高い人と、コミュニケーションスキルが低い人では、人間関係を構築するスピードや質が変わってきます。コミュニケーションスキルの高い人は、初対面の人と談笑し、連絡先まで交換してしまいますが、コミュニケーションスキルの低い人は、初対面の人ばかりのところではドキドキして、うまく言葉が出てこないということもしばしばです。
コミュニケーションスキルは、学校などで体系的に学ぶことがないにもかかわらず、人生においては非常に重要なスキルになっています。
コミュニケーションスキルのスキルとは、経験や訓練によって得られる技能や腕前のことです。
今のところ、コミュニケーションスキルは、経験にもとづくノウハウが個人に蓄積されているか、心理学や脳科学の研究者などによって知見が集められているに過ぎません。
マーケティングの知識や方法論のなかには、心理学や脳科学に基づいた手法が多く取り入れられていますので、いつもマーケティングのことを考えている人は、コミュニケーションスキルを自然と高めている可能性があります。
マーケティングは人間が相手なので、コミュニケーションスキルが高くなければ、モノが売れないからです。
工業国・日本のフレーム問題
しかし、日本は工業国です。多くの人が、モノづくりのためのスキルアップに一生懸命です。
モノづくりのスキルでも、本当はコミュニケーションスキルが大切なのですけどね。
モノづくりには多くの人が関係していますし、言葉の持つ意味を共有することは必須だからです。
ところが、モノづくりの現場で使われる言葉は、一定のフレーム(枠組み)のなかで通用するものであって、万人に向けられたものではありません。
大企業になると、その会社特有の言葉というものがあって、よそ者にはピンとこないときがあるくらいです。
会社では、トークがうまくて注目を集めるような人が、合コンでは貝のように黙り込んでしまう人っていますよね。
こういうタイプの人は、最初に紹介した、慣れた関係や環境でなければ自分を表現できないグループに属しています。
つまり、一定のフレーム(枠組み)のなかではコミュニケーションできても、決められたフレームがなくなると、どんな言葉、どんな調子、どんなタイミングでコミュニケーションすれば良いのかがわからなくなってしまうのです。
工業国だからなのか、フレーム問題は、コミュニケーションスキルに大きく関係していると思われるのです。
コミュニケーションスキルの高い人が持つセグメンテーション能力
学生に限らずですが、コミュニケーションスキルの高い人には、ある種の共通性があると感じます。
それが、セグメンテーション能力とでもいいましょうか。
自分のまわりにいる人間を、いくつかのグループに分けたり、「こういうタイプはこういう話が好き」とタイプ別にパターン分類したり、大雑把な枠組みを自分なりにつくって、そこに収めているように感じます。
なぜ、こんな風に感じるのかといえば、コミュニケーションスキルの高い学生と話していると、たまに出てくるのが、
「ああいうタイプは、こういうことが苦手なはずだから」とか、
「彼らには、こんな対処が良いと思いますよ、たぶん○○だから」
といった言葉です。
明らかに分類し、自分なりの対応マニュアルを持っているかのようです。
コミュニケーションスキルの高い人物は、人間関係のマーケティングスキルも高いのではないかと、勝手に推測しています。
毎年の実習過程でわかる学生のコミュニケーションレベル
実は、コミュニケーションスキルの高い学生がいる年と、そうではない年では、毎年行っている実習の出来が異なります。
コミュニケーションスキルが高い学生が多いと、準備段階から、安心して見ていることができますが、コミュニケーションスキルが低い学生が多い年は、最後までハラハラドキドキが続きます。
地元の京成百貨店さまにご協力いただいて、正月明けの土日の2日間、販売促進の実習を行いますが、コミュニケーションスキルの高い学生のほうが、すべて任せたほうが良い出来になる傾向があります。
逆に、コミュニケーションスキルの低い学生が多いと、フレーム問題にとらわれてしまって、自分たちのプランなのか、それとも百貨店からの要望をただ実行しようとしているのか、混乱してきます。
学生の質は、勉学にあるとはいいますが、その後の就活などを見ていると、コミュニケーションスキルが高いほうが良いのは言うまでもありません。
以下に、今年の学生たちがはじめたWebプロモーションがありますので、こちらをご覧になっていただき、今年の学生たちのコミュニケーションスキルはどんな感じなのか、ご確認いただけませんでしょうか。
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