Netflixオリジナル『ロックウッド除霊探偵局』を観ました。
1話40分から45分程度、全8話です。
原作は、イギリス人作家のジョナサン・ストラウドによる『ロックウッド除霊探偵局シリーズ』。
2015年から2017年に書かれた長編5篇と短編1篇で構成されています。
今回ドラマ化されたのは、
1巻:霊を呼ぶペンダント(The Screaming Staircase)
2巻:人骨鏡の謎(The Whispering Skull)
で、日本語訳されているので、原作を読むことができます。
幽霊と戦う除霊探偵局
幽霊を見たり、感じたりできる若者が、悪霊となった幽霊を取り除くというホラーミステリーです。
その能力は、主に10代にしかないので、能力を失うと除霊する仕事ができなくなります。
また、「プロブレム」という言葉が頻繁に登場しますが、幽霊を除霊しなければならなくなったのが100年くらい前という設定です。
登場人物は、超がつく霊媒で幽霊と会話ができるルーシー・カーライル、過去に曰くありげな探偵局の社長であるアンソニー・ロックウッド、オタクのジョージ・カビンズの3人が中心です。
探偵ものとしてみると、アンソニー・ロックウッドはシャーロック・ホームズ的な立ち位置で、ジョージ・カビンズがさしずめジョン・ワトソンです。
しかし、イギリスといったら『ハリー・ポッター』なので、アンソニー・ロックウッドがハリー、ジョージ・カビンズがロン、ルーシー・カーライルがハーマイオニーといったところかもしれません。
『ハリー・ポッターと死の秘宝』
観ていて真っ先に思い出したのは、ハリー・ポッターシリーズの『ハリー・ポッターと死の秘宝』です。
ヴォルデモートを倒すために、分霊箱を探して壊すという物語ですが、『ロックウッド除霊探偵局』でも、除霊するためには「霊源」と呼ばれる、霊が現れる元となっているモノや遺体を壊さなければなりません。
その霊源を見つけ出して壊せば、除霊は完了します。
しかし、霊源は強く影響するため、身につけて持ち歩いてはいけないのですが、幽霊と会話ができるルーシーは、影響を受けつつも、霊源とともに問題解決の方法を探し出します。
このあたりは、ハリーがヴォルデモートのことを夢で見たりしてしまうことと共通しているようにも感じました。
イギリスらしい景観と撮影地
『ロックウッド除霊探偵局』は、ロンドンにあるという設定なので、ハーロック・ホームズのドラマを見ているような既視感を感じます。
また、お城も登場するので、イギリスで制作される探偵ドラマを多数思い出しました。
古い屋敷に幽霊はつきもの、という認識があるイギリスならではのファンタジーだと思います。
なかなかの秀作なので、イッキ見をおすすめします。
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