『ユートピア~悪のウイルス~』を観ました。
Amazonオリジナルで、2020年に制作され、1話50分前後、全8話でシーズン1が終了しています。
原作は、イギリスで2013年から2014年にテレビ放映されたドラマです。
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Amazonオリジナルのほうは、そのリメイク版ということになります。
感染症パンデミック
新型コロナウイルスの状況が最悪な頃にリリースされたためか、冒頭に「現実に起きていることとは違いますよ、これはフィクションです」という断りが入っています。
それは別としても、新型コロナウイルスが拡大していた頃の人々の落ち着きのない様子や、情報操作されやすい状況などが、緻密に描き出されていて、それはそれで「怖いな」というドラマです。
人々が情報に踊らされるからこそ、それを利用して、自分たちに有利な情報を与え、メディアを利用して、本来の目的を達成しようとする「ハーヴェスト」と、それに立ち向かう人たちの物語が、『ユートピア~悪のウイルス~』です。
コミックファンが解き明かす感染症の謎
物語は、幻のコミック『ユートピア』の原画が発見されるところから始まります。
コミックファンが集まり、オークションに参加しますが、「ハーヴェスト」に次々と殺害されてしまいます。
しかし、『ユートピア』の原画は少年が奪うことに成功して・・・。
「ハーヴェスト」にとって、都合の悪い真実が描かれている『ユートピア』は、一般に知られてはならない存在です。
いっぽうコミックファンではあるもの、素人集団の人々は、ジェシカ・ハイドの登場によって、真実に迫ることになっていきます。
人口爆発
地球上の人口がハイペースで増加していることは、なんとなく知っていると思います。
「ハーヴェスト」の目的は、二世代にわたって子どもを作ることができなくなる感染症に子どもを感染させること。
そうすれば、世界の人口は急激に減少し、地球に対する負荷が軽減されるというのです。
いわゆるマッドサイエンティストの発想なのですが、人口爆発が地球を損なっているという指摘も、あながち的はずれなものではないので、そういう動機で、こんなことしちゃう?という疑問には至りません。
シーズン1で終了らしい
バイオレンスなSF作品なのですが、要所要所に、SNS全盛の今っぽい演出があって、おもしろいと思ったのですが、調べてみたら、シーズン2は制作予定がないようです。
お金がかかっている割に不評だったのかもしれませんが、いかにも続きますよ、というシーズン1のラストエピソードなので、ぜひとも続きが観たい。
ジェシカ・ハイドの秘密もまだ明らかになっていないし、「ハーヴェスト」も、さらに裏側で操っている者たちのコマっぽかったし・・・。
というわけで、シーズン2制作を希望します。
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