2023年1月1日から、Netflixで、長瀬智也さん主演のドラマ『池袋ウエストゲートパーク』が配信されています。
2000年に放映された作品で、脚本は宮藤官九郎さんです。
石田衣良さんの原作小説は読んだことがなく、さらに初めて観るドラマなのですが、伝説の作品だけにおもしろい仕上がりでした。
妻夫木聡さん、高橋一生さん、山下智久さん
ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』の主演は長瀬智也さんというのは知っていたのですが、キング役の窪塚洋介さんとか、同級生でヤクザの妻夫木聡さん、同じく同級生で引きこもりの高橋一生さん、さらに抜群に絵がうまい年下の仲間として山下智久さんが出演しています。
つい最近、『今際の国のアリス』シーズン2で、キューマ役の山下智久さんを観た直後だったので、あまりの違いに驚きます。
当時15歳くらいなので、成長途上にある少年ぽさがあって、キューマ役とは雲泥の差があります。
妻夫木聡さんも青年というより少年臭さが残っています。
妻夫木聡さんは、泣きの演技がすごくお上手な俳優さんだと思うのですが、『池袋ウエストゲートパーク』でも泣いています。
高橋一生さんは、現在とあまり変わらない印象です。
『岸辺露伴は動かない』の岸辺露伴のファッショナブルな出で立ちとはまったく違いますが、引きこもりの優等生が、マコト(長瀬智也さん)と再会することで、ハッカーへと成長していきます。
出来上がっている長瀬智也さんと窪塚洋介さん
成長途上にある妻夫木聡さん、高橋一生さん、山下智久さんとは異なり、長瀬智也さんと窪塚洋介さんは、完成形という印象です。
長瀬智也さんは、その後も宮藤官九郎作品に主演しますが、『タイガー&ドラゴン』や『うぬぼれ刑事』に通じるものが感じられます。
また、窪塚洋介さんは、世間のイメージ通りのキレキャラを演じていて、これまた出来上がっています。
静かで抑えた演技をみせた映画『ファーストラヴ』の窪塚洋介さんのほうが、意表をつかれたくらいです。
肉じゃがとかだし巻き卵とか、料理をする夫役でしたが、実はひた隠しにしていることがある・・・。
そんな役柄でした。
アニメ版『池袋ウエストゲートパーク』
ドラマ版を観てから、アニメ版も観てみました。
Amazon Primeで今月いっぱい、観られます。
全12話なので、イッキ観できますよ。
こちらは2020年に制作されているので、エピソードはドラマ版の続きのようなものです。
ただし、最終話は、ドラマ版と同じくG-boysとレッドエンジェルス(ドラマ版ではブラックエンジェルス)の抗争で終わっています。
アニメ版は、動画配信時代に応じたエピソードが使われていて、ドラマ版で活躍したメンバーは登場せず、依頼人などがマコトを助けてくれるという展開になっています。
『デュラララ!!』
『池袋ウエストゲートパーク』をドラマ・アニメと観て思い出したのは、同じく池袋が舞台、カラーギャングが登場するアニメ『デュラララ!!』です。
2010年にアニメ化されていますが、原作はライトノベルで2004年に登場しています。
こちらは、オカルトとかファンタジー要素が含まれているので、全然違うといえば違うのですが、『池袋ウエストゲートパーク』を発展させたようなアニメなのです。
『デュラララ!!』の登場人物のなかの人気キャラクターといえば、折原臨也(おりはらいざや)があげられます。
情報屋なのですが、あちこちの紛争のタネをまいたり、噂話をコントロールしたりする、陰の工作者という人物です。
『池袋ウエストゲートパーク』の主人公・マコトは、池袋の裏社会を知る情報屋ではありますが、正義の人であり、悪意のかけらもないキャラクターとして描かれています。
しかし、マコトが白から黒に変わったら・・・、それは折原臨也になるのではないか。
そんな想像が働きます。
ちなみに、『デュラララ!!』では黄色と青のカラーギャングの抗争が描かれているのですが、ドラマ版ではG-boysが黄色、アニメ版では青です。
ドラマ版の影響を受けているのかもしれません。
『デュラララ!!』は、現在はNetflixでは配信されていないみたいなのですが、全シリーズ61話(かな?)あるので、全話観るのに1週間くらいかかります。
機会があったら、ぜひ、どうぞ。
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