2021年5月は、新型コロナウイルス緊急事態宣言下、東京都内の主要な映画館は臨時休業の状況が続いていて、新作映画を観ることができませんでした。
その代わりに観たのが、AmazonのPrime Videoと、Netflixです。
映画は、最近作でまた観たいと思っていた『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が、Prime Videoで無料になったので、また改めて観ました。
通算すると、4回目ですね。
なんだか、このシリーズは好きなんです。
それから、『ヤクザと家族 The Family』が、Netflixに登場したので、見直しました。
1月に観た映画のなかでは最高、と書きましたが、今のところ、2021年に観た映画のなかでベスト3に入ります。
5月は、連休明けからアニメシリーズを中心に観ました。
基本的に、シリーズ全話を一気に観る、というスタイルです。
必ずしも、おすすめ順ではありませんが、順番に紹介したいと思います。
呪術廻戦
Prime Video、Netflixともに視聴できます。
いずれ実写化の話も出てくるだろうし、呪術には興味があります。
『呪術廻戦』は、普通の高校生が、人を救うために、両面宿儺(りょうめんすくな)の指を食べてしまったことから、呪術学校に進学するところから、物語がはじまります。
しかし、一方で、主人公の虎杖は、呪術界からは厄介者扱いを受けることもあり・・・、という内容です。
このお話は、呪術という特殊な世界観が描かれているようで、実は、かつてのスポ根ものみたいな展開です。
スポーツでは、学校生活を描きにくくなったのかな、目新しいことないし、と観ていて感じました。
ストーリーはとてもおもしろいので、おすすめ度は星4つくらい。
攻殻機動隊シリーズ
攻殻機動隊は、チラッとしか観ていないアニメシリーズ。
この際、全てを網羅して観よう!ということで、押井守監督が1995年に制作した『GHOST IN THE SHELL』にはじまり、Netflixオリジナルの『攻殻機動隊 SAC_2045』まで、Netflixで観られる作品は、すべて観ました。
ついでに、スカーレット・ヨハンソンの実写版映画も観ました。
申し訳ないですが、実写版はおすすめできません、ビートたけしさんとか桃井かおりさんとか出演されていますが、全然つまんないです。
シリーズのなかでおすすめなのは、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』にはじまるTVアニメシリーズです。
AIのタチコマが登場するシリーズで、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』は、登場人物それぞれの人生や個性がよくあらわれていて、実写版を作りたくなる気持ちがよく理解できます。
このシリーズの延長にあるのが、映画『攻殻機動隊 ARISE』、Netflixオリジナルの『攻殻機動隊 SAC_2045』になります。
かつて、ウィリアム・ギブスンの『カウント・ゼロ』とか『ニューロマンサー』とか、いわゆるサイバーパンクと呼ばれるSF作品を読んでいた人には、とくにおすすめです。
SFはだめ!と食わず嫌いにならずに、見てほしいアニメシリーズです。
攻殻機動隊シリーズは、結局、身体を機械化、サイボーグ化してしまうことで、人間なのかロボットなのかを悩んでしまう草薙素子の物語でもあります。
この悩みというかテーマは、『銀河鉄道999』とも共通しているので、わかりやすいと思います。
おすすめ度は、好みもあるので星4つくらいでしょうか。
Prime Videoでは、ほぼ全てが有料です。
真夜中のオカルト公務員
『真夜中のオカルト公務員』は、2019年制作のアニメです。
Prime Video、Netflixともに見られますが、Prime Videoは有料です。
『真夜中のオカルト公務員』は、妖怪や天使や神様によって巻き起こされる不思議な事件を、新宿区の職員が解決するというものです。
設定として、なるほど、と思ったのが、普通の人間は、妖怪や天使とは会話ができない、ということです。
もちろん、専門職員である「夜間地域交流課」のメンバーでも、まったく言葉はわからないので、相手の表情や態度をみて対応するしかありません。
カラス退治とか、野犬対策とほぼ同じです。
ところが、ここに彼らの言葉を理解する人物が登場します。
安倍晴明の生まれ変わりのようで、異界のモノからは「清明」と呼ばれるのです。
『真夜中のオカルト公務員』も、『呪術廻戦』に近い目線で描かれています。
どちらもオカルト系ですが、『呪術廻戦』は学園モノ、『真夜中のオカルト公務員』は社会人モノであって、世界観はオカルトですが、描かれているのは、そこで右往左往する人間です。
『真夜中のオカルト公務員』は、全話一気に見たほうがおもしろいです。
星3つのおすすめ度です。
ギヴン
『ギヴン』も、2019年に制作されたアニメで、今度実写ドラマ化されます。
バンドもののコミックが原作で、BLなのですが、アニメをみるかぎり、BLらしさはかなり薄いと感じました。
むしろ『BECK』を思い出しました。
ボーカルが、圧倒的な魅力を放つという設定も、まるで『BECK』。
バンドモノが好きな人には、おすすめできると思います。
おすすめ度は、星2つ半かな~。
おもしろいので、全話一気に見ることができます。
Netflixで見てください。
FOD作品なので、Prime Videoでは有料です。
同級生
『ギヴン』を観終わったら、おすすめに出てきたのが『同級生』です。
『同級生』は、2016年制作の60分アニメです。
こちらもBLですが、男子校あるある的な展開とストーリーで、初恋物語だけどBLだよ、な作品です。
絵が繊細で、アニメと言うよりイラストっぽいので、見ていて絵本のように感じました。
若ければ若いほど、好きになるのに性別は関係ないんだな、と思わせられます。
ある種の童話みたいな物語なので、星2つくらいかな。
デュラララ!!
『デュラララ!!』は、2010年にはじまるアニメシリーズです。
ただいまNetflixで視聴中で、『デュラララ!!×2 承』の途中です。
デュラハンが日本に来ていて、池袋周辺の抗争で大活躍!なんてことを、よくぞ考えてくださいました、と思いながら観ています。
『デュラララ!!』も、オカルトや魔界もののアニメシリーズなのですが、カラーギャング、今なら半グレなのかしら?の抗争とか、『IWPG』の世界観なのかな。
『IWPG』はまだ観ていませんが、『デュラララ!!』の世界観は、かなり突飛でおもしろいです。
今なら、CGバンバンつかって実写映画が作れそうですね。
セルティの黒バイクは、実写でも観てみたい、と思わせます。
途中までですが、今のところ、星3つ半くらいのおすすめ度です。
はじめが10年前のアニメなので、今より予算が多いのか、物語がゆっくりと進みます。
シーズン1の半分くらいまでは、「どんな展開になるんだろ(やや不安)」と感じますが、それ以降は、伏線回収もはじまり、テンポアップしていきます。
シリーズ全話を観終わるまで、まだ時間がかかりそうですが、楽しんでいます。
それにつけても、はやく映画が観たいです。
映画館オープンしてください。
コメント
コメントを投稿