アニメ『チェンソーマン』第3話まで観ました。
コミック原作で、第1部「公安編」がアニメ化されているようです。
チェンソーと人間が合体するなんて、どんなグロいアニメかと思いきや、全然そんなことがなく、むしろメルヘンさえ感じるのです。
そして、初回から涙さえ出てくる始末なのです。
『チェンソーマン』おすすめです!
ポチタとの貧しいながらも幸せな生活
主人公のデンジは、小学生ぐらいの子どもの頃に、自殺した父親の借金を肩代わりさせられてしまいます。
デンジには身寄りがなく、保護してくれる大人はいません。
そんなデンジが、悪魔と呼ばれる存在のポチタと出会います。
ポチタは、小型犬のようなチェンソーの悪魔。
出会ったとき、死にそうなポチタに自分の血を飲ませ、デンジは悪魔のポチタと契約を結びます。
そしてポチタと共に、悪魔を駆除する「デビルハンター」としてヤクザに雇われる生活を始めます。
借金を返しながら、ポチタとともに貧しい生活を送るデンジ。
勉強をまともにしたこともなく、食事といえば何もつけない食パンをポチタと分け合い、自分の夢を語って聞かせるのです。
その夢とは、食パンにジャムを塗って食べてみたい、女の子とつきあいたい、といったもの。
このあたり、極貧で最底辺の生活でありながらも、ペットのようなポチタと一緒にいるデンジは幸せそうに見えてしまいます。
小型犬を飼ったことがある人なら、きっと感情移入が半端ないと思われます。
わたしはポチタがデンジと一体化(?)するシーンで、涙がこぼれてしまいました。
初回で、気持ちをわしづかみにされてしまったアニメは、そうそうありません。
デンジがチェンソーの悪魔になる
と、書くと、悪魔をバッタバッタと倒す物語なのか、というわけでもありません。
デンジは、デビルハンターとして公安で働くことになりますが、自分の心臓となったポチタと約束した夢を見せることを考えるようになります。
デンジを助けてくれたマキマにほのかな恋心をいだきつつ、相棒となったパワーの胸を触りたい、と妄想したりするデンジの頭のなかは、まるで中学生です。
極貧生活で経験値が少ない、野生児みたいなデンジにとって、ちょっとしたことが大事件になる。
そんなデンジが愛おしい物語なのです。
第3話:ポチタとのエピソードが物悲しくも愛らしい
第3話は、デンジがパワーにだまされてしまうのですが、物語のなかで語られるポチタとデンジのエピソードが、これまた涙をさそいます。
デンジが目を覚ますと、ポチタの姿が見えません。
デンジは、ポチタを探して歩きまわりますが、ついに見つけることができませんでした。
そして、落胆して帰った小屋の隅で、ポチタが泣きながら待っていたのです。
小型犬と生活していると、このエピソードに似たような経験をすることがあります。
姿も見えず、声をかけても応答しない犬をさがして、家中を探し回ったあげく、最初の部屋にいたとか、ドッグランで姿が見えなくなったので、ドッグランの外を探し回ってヘトヘトになってもどったら、ドッグランの片隅の草むらのなかで遊んでいたとか。
毎回、この手のエピソードが入ってきたら、泣いちゃいますよ。
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