【Netflix】『ゲーム』

日本では1998年に公開された映画『ゲーム』が、Netflixで視聴できるようになったので、早速観ました。


実は、公開当時、映画館で観ており、ラストシーンは記憶に残っておりました。

一回みただけで、ラストシーンを覚えている映画は少ない方なので、印象深い作品だったのだと思われます。




投資銀行家が主人公

マイケル・ダグラスが演じる主人公は投資銀行家です。

日本にはあまり存在しない職種なので、馴染みのない存在ですが、究極の資本主義を実践する人々です。

究極の資本主義とは、「お金でお金を生む」という効率の良いビジネスを行っているということ。

主人公は、論理的で合理的、利益のためなら旧友も捨てるという孤独な男でもあります。

ところが、この主人公には、父が48歳で自殺したというトラウマがあり、これを心配した弟が、兄に「人生が変わるゲーム」をプレゼントするところから、物語は始まります。




危険と隣合わせで全財産をすべて失う

主人公は乗り気ではないものの、ゲームを受け入れるのですが、いつの間にかゲームに翻弄されていきます。

その過程はここでは詳しく書きませんが、最後は、全財産を失い、殺されてしまう直前まで経験します。

もちろん、これもすべてゲームなのですが、主人公を本気にさせることが目的なので、やり方は荒っぽいですし、リアルな展開です。

「今ならスマホで検索するだろ」と思う人も多いかもしれませんが、古臭さを感じさせない展開です。

ストーリーを知っているはずなのに、見入ってしまいました。



結局いくらなの?

ラストシーンで、弟役のショーン・ペンが請求書にサインするのですが、『ゲーム』を観た人たちの間で話題になっていたのが、「請求書に書かれた金額」でした。

ゲームの数々と、そこに関わっている人、装置、交通費などを考えると、当時でも1億円は下らないと思われます。

最後は、マイケル・ダグラスがガラス天井のレストランに、ガラスを突き破って(つまり落ちて)登場するのですが、このガラス天井を撮影用のガラスに交換しているだけでも、相当な金額になるだろうと思われます。

はじめにあったガラス天井を撤去し、撮影用のガラスに交換、ゲーム終了後に元通りに戻す。

これだけで数千万円はかかりそうです。

つまり、「人生が変わるゲーム」をしたいと思っても、そう簡単には経験できないということなのかもしれません。


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