Netflixのほうで、『消えた初恋』観ました。
この春スタートする『金田一少年の事件簿』で主演する道枝駿佑さんと、目黒蓮さんによるBL青春ドラマです。
1話24分ほど、全10話なので、一気見することをオススメします。
途中で止めると、見続けるのが厳しくなるかもしれません。
全10話も必要なのか?
ちょうど同じ頃に放映していた『美しい彼』は全6話で、原作小説のエッセンスを再構成した内容になっていたと思います。
そのため、原作ファンはもちろん、まったく知らない人でも、かなり楽しめる内容となっていました。
いっぽう、『消えた初恋』は、原作がコミックだからかもしれませんが、エッセンスを再構成するところまで踏み込んでいないと感じました。
コミック原作は読んでいませんが、コミックの場合、残したいシーンが絵で確認できるので、エッセンスをくみとって再構成するのが難しいのかもしれません。
内容は、昭和の学園ラブコメディチックな展開であり、それがBLに置き換わっているだけという印象です。
正直なところ、全10話も必要かな、と観ていて感じました。
相手を思いやる気持ち
BL作品には、たぶん日常生活においては必ず存在する意地悪で悪意のある人物が、あまり登場しません。
それは、『消えた初恋』にも現れていて、目黒蓮さん演じるバレー部の井田の仲間たちも同様です。
唯一、極端な反応をみせたのが、教育実習でやってきた岡野ぐらい。
青木と井田が、それぞれに相手を思いやる気持ちを伝えることで、周囲が協力的になっていきます。
とはいえ、意地悪な先輩はいないのか?と疑いたくなる展開です。
イメージビデオ的な
道枝駿佑さんや目黒蓮さんのファンにとっては、イメージビデオ的な位置づけで楽しめると思いますが、『消えた初恋』は、一度見ればいいかな、という印象です。
何度もリピートするほどの魅力が、作品からは感じられませんでした。
『美しい彼』は、主演した萩原利久さん、八木勇征さんのファンが増え、支持する層が厚くなったようです。
実際、萩原利久さんの過去作品を観たり、なぜかFANTASTICSの動画を観たりしているので、私のような人は少なくないと思います。
それと比較すると、『消えた初恋』をみて、出演者の他の作品をもっと観てみようとは思えませんでしたから、ちょっと残念な仕上がりだと感じます。
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