【2022年1月に観た映画】『決戦は日曜日』『コンフィデンスマンJP 英雄編』『ハウス・オブ・グッチ』『真夜中女戦争』

 1月から2月にかけては、観たいな、と思う映画が多く、とてもうれしいです。

シルクロード.com』も観たかったのですが、実話をもとにしているので、動画配信サービスに並んだときに観ればいいか、と思ってパスしました。




『決戦は日曜日』

投資金額:1200円

窪田正孝さんが秘書、宮沢りえさんが世間知らずな世襲候補役を演じている映画です。


当選するまでのドタバタコメディの部類に入るのだと思われますが、いわゆる当選して終わり、という映画ではありません。

まず、世襲候補は途中から、落選するためにいろいろと工作しますが、結局は組織票で安泰のトップ当選をしてしまいます。

そして、ラストは、当選したからには議員として古い体制を見直し、自分の信じる道を歩くと決意します。

選挙モノではあるのですが、ギラギラしているというよりも、淡々と選挙を進める慣習にどっぷりとつかった秘書たちが印象的です。

世襲候補が、「おかしい、変だ」とわめいたところで、何も変わらない政治を描いた作品です。

もっと身近な例としては、ブラック企業に就職した、新入社員と先輩社員の違いといっても良いと思いました。



『コンフィデンスマンJP 英雄編』

投資金額:1500円

コンフィデンスマンJP』シリーズ最新作で、ロマンス編、プリンス編に続く3作目。

お金の話が好きな人には、本当におすすめです。


今回は、自称「ツチノコ」を退治するというストーリー。

ちょい役で、大物俳優が登場するという、かなり豪華なキャスティングです。

ただ、『コンフィデンスマンJP』ファンには、最初の30分くらいで、大まかなネタがバレてしまうかも。

少なくとも、わたしはわかってしまいました。

ネタバレしてもおもしろい作品かと問われると、前作を超えるほどではないな、と感じます。

前作といえば、ジェシー役の三浦春馬さん、スタア役の竹内結子さんがお名前だけ登場しています。

そして、赤星役の江口洋介さんが今回は騙す方にまわったりして、大盤振る舞いな作品となっています。



『ハウス・オブ・グッチ』

投資金額:1200円

グッチ家の3代目社長が殺されるという、実話に基づいた物語。


映画は、グッチ家の内情についてあまり触れておらず、玉の輿にのったパトリツィアが夫・マウリツィオを殺すに至った経緯が描かれています。

原作となった『ハウス・オブ・グッチ』のほうが、はるかにエキサイティングで、物語としてもおもしろいです。

ただし、企業経営とかM&Aとかに興味がないと、原作の『ハウス・オブ・グッチ』はつまらないかもしれません。

意外だったのは、この映画を見に来ている人が多かったこと。

『コンフィデンスマンJP 英雄編』の初日並みの入りでした。

グッチを愛する日本人だから、かもしれませんが。



『真夜中女戦争』

投資金額:1500円

Fさんの『真夜中乙女戦争』を原作とする映画。

いわゆるディストピアものであり、不条理な作品だと思います。

おそらく、好き嫌いが分かれる映画であり、作品だと思いますが、わたしは好きです。

ほぼ原作に忠実につくられていますが、ちょこちょこ違いますが、原作を壊すほどではありません。

物語は、「人生は無理ゲー」と感じている主人公が、大学に入学したばかりで幻滅するところから始まります。

そして、なぜか大金をもった「黒服」と出会うことで、主人公の人生が大きく変わっていきます。

はじめは二人ではじめたことが、いつのまにか人が増え、自分の考えとは、桁違いに話が大きくなっている。

できるわけない、と思って、大きな話をしたら、金と人手があれば実現してしまう。

主人公がはまり込んだのは、そんな自分をとりまく環境です。

負け組だった人たちが集まり、東京中をクリスマスの夜に爆発してしまう計画が進行するなか、勝ち組のように見える人たちの就職内定がなぜか取り消されていきます。

この段階で、世の中を動かしているのは負け組で、勝ち組は引きずり降ろされて、未来に不安を感じる人々へと立場が変化しているのです。

まるで、中国の文化大革命のようなことが起こってしまうのですが、その先は途方に暮れるような未来しかない、ということのようです。

毛沢東も、こんな気分を味わったんだろうか、と考えてしまいました。

東京中が爆発するなか、先輩と主人公の会話が良かったです。

でも、初日のわりに人がぜんぜん入っていなくて、King&Prince永瀬廉さんの効果は薄いようです。

内容が、わかりにくいから、かもしれません。

2022年1月はここまでとします。


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