このブログでは、年に1回くらいの割合で、身体や体調面について書いています。
年齢を重ねると、身体のあちこちに不調を感じます。
それは、若い頃にも感じていたことなのかもしれませんが、若いうちは筋肉も太く強いので、不調を不調と感じることが、あまりありません。
実は、この癖が、身体全体の不調の原因であったことに、最近まで気づきませんでした。
きっかけは歯の痛み
前々から、歯ぎしりに加え、片噛みでもあり、くいしばりが強いという指摘を受けていました。
そのへんのことについては、以下のブログに書いています。
つまり、強い噛みしめは、顔を変形させるというのです。
顔が変形するほどではないものの、片噛みは、顔の左右バランスを崩す原因となります。
よく使う歯のほうの顔の筋肉が発達し、上がっていきます。
たとえば、メガネやサングラスをしたときに、左右の位置が違うという人は、片噛みの癖がある人ではないでしょうか。
顔のバランスが左右で違うという人も、片噛みの癖がある人です。
歯ぎしりや片噛みは、強い噛みしめ・くいしばりとなって、歯を痛めつけます。
その結果、私の場合は、知覚過敏のような症状に襲われました。
年齢的に、知覚過敏になってもおかしくないので、まずは歯磨きで対処しようとしたのです。
しかし、症状は改善せず、食事のときには、あまりの痛さに鎮痛剤を飲むように。
歯科医に行って、レントゲン写真をとってわかったことが、強い噛みしめ・くいしばりによって、歯根の周辺にポケットのようなものができて、これが痛みの原因だと指摘されました。
つまり、長年の歯ぎしりや片噛みの結果、ある日、とんでもないことになっていたのでした。
マウスピースで痛みがウソのように消えた!
歯科医からは、「マウスピースをつけて寝るようにすれば、痛みは緩和する」と言われ、マウスピース生活に入りました。
購入したのは、6ヶ月間かけて、3段階の硬さのマウスピースを段階的に使用するというもの。
もっとも柔らかいマウスピースをつけて就寝した翌日には、かなりの効果がありました。
食事のときに感じていた痛みが、半減したのです。
1週間もかからないで、歯の痛みはなくなりました。
そして、マウスピースをつけるようになって変わったのは、歯の痛みだけではありません。
右手・右足の違和感が解消!
昨年の冬に顕在化した、右半身、特に右の肩甲骨から右腕の痛みが、まったく感じなくなりました。
これについては、以下のブログをお読みになってください。
病院では「老化」の一言で片付けられていた症状が、実は、歯の噛みしめ・くいしばりが原因だったとわかりました。
右半身だけに異常が出るようになって20年は経ちます。
はじめは、右ふくらはぎの冷え。
つぎが、右腕のだるさ、そして仕事にならないほどの痛みです。
しかし、右上半身の異常は、トリガーポイント(TRIGGERPOINT) のマッサージボールで、根気よくリリースを行うことで改善していましたが、ときおり痛みがぶり返すような状態でした。
それが、マウスピース生活をはじめて1週間ほどで、改善されたのです。
さらに、右ふくらはぎに感じていた冷えも改善し、寝付きが良くなりました。
股関節ストレッチで身体の左右バランスを整える
マウスピース生活をはじめたことによって、身体の不調は、歯の左右バランスの悪さから発生していたことを知った私。
ヨガでも、右の股関節の可動域が狭いことにも気づいていました。
「もしや右ふくらはぎの原因不明の冷えは、股関節が原因かも?」
歯の左右バランスを調整中の今、股関節の左右バランスも整えたら、長年の冷え問題が解消するのでは?と思ったのです。
股関節の可動域が狭いと、歩幅が狭くなったり、歩き方に独特の癖が出てきます。
私の場合は、ヨガでかなり矯正されたものの、右足は外側をつかって歩くような形になっていました。
筋肉のつき方で説明すると、お尻の筋肉に左右差があります。
左の股関節の可動域のほうが広いので、左足の歩幅のほうが広く、お尻の左側の筋肉が発達しています。
逆に、右のほうは、筋肉の発達が弱く、右太ももの内側にはハリがありません。
そのため、歩幅を広く、姿勢良く歩こうとしても、腹筋に力が入らず、姿勢をキープできません。
ところが、股関節のストレッチを行うようになって、姿勢良く、そして右尻の筋肉をちゃんと使って歩けるようになりました。
このストレッチは、仰向け、うつぶせの姿勢で行うため、運動が苦手な人でもできると思います。
仰向けのストレッチ
お風呂上がり、寝る前に行うことがおすすめですが、私は朝おきてすぐにやることもあります。
仰向けに寝て、右足の裏または右親指を右手、左足の裏または左親指を左手でつかみ、V字に広げます。
足は曲がっていてもかまいませんが、できるだけ足の裏側を伸ばすように意識します。
この姿勢のまま、鼻から息をすって、口から吐き出す腹式呼吸を30回ほど行います。
終わったら、足を広げたまま下ろし、身体全体をゆすってリラックスさせます。
これだけで、身体全体に血液が流れ、とくに下半身に流れていくことを感じることができます。
うつぶせのストレッチ
股関節の可動域が変わっていくことを実感できるストレッチです。
うつぶせに寝て、左足はまっすぐにして、右足は横に出し、膝が90度になるような形に寝ます。
この姿勢のまま、膝を起点にして、右足を上に上げていきます。
右尻の下のほうの筋肉を使えていればOKです。
これを、左右20回~30回行います。
この2つのストレッチをはじめて、2日目だったか、股関節に違和感がありました。
しかし、これにめげずに続けたところ、すぐに効果を感じることができました。
歩いているときに、右尻が十分に使えていると実感できるようになったのです。
また、外側に流れていた右足の着地が、右足の中心で着地できるようになりました。
まとめ
身体の左右バランスが崩れていると、身体に不調が現れてくることがわかり、「老化」の一言で片付けられていた痛みの原因であったこともわかりました。
左右のどちらか、たとえば腰位置が左右どちらかが高い、眉や目、耳の位置が左右で違うという方は、まずはマウスピース、そして股関節ストレッチを試してみてください。
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