吉方位旅行で、谷川温泉に行ってきました。
毎月、あちこちの温泉宿を訪ねていますが、今回はアルコール消毒を徹底している姿を、たくさん見かけました。
JR水上駅前の蕎麦屋では、お客さんが帰った後に、テービルなどをアルコール消毒。
JRローカル線では、ドアの開閉のほかに、わざわざ定期的に換気。
新型コロナウイルス対策が、随所でこまめに行われていることがわかりました。
なかでも、JR高崎駅で見かけた清掃風景は印象的でした。
利用客がさわる金属製の丸いレール状の手すりはもちろん、その手すりを支える足、手すり周辺の金属部分をすべてアルコール消毒していました。
普段なら考えられないくらいの対応です。
民間企業と、そこで働く人たちの知恵や気遣い、対応力に改めて感心しました。
大声を出せばいいと教えられているような居酒屋は避け、おしゃべりな寿司屋も避け、大皿料理の店はNG、という具合です。
新型コロナ以前から、ツバが飛んでいる、チリ・ホコリが落ちていると思われる店や料理は、極端に避けていました。
今回の旅では、新型コロナウイルス対策で、
「さぞかし飲食店は気をつかっているのだろうな」
と思いきや、飛び散るであろう、ツバ対策はしていないことがわかりました。
新型コロナウイルス以前でも、マスクもしないで料理の説明をして欲しくなかったのですが、新型コロナウイルス後でも、マスクもしないで料理の説明をしてくれます。
それも、チェーン店ではマスク着用なのに、多少は高級であろう温泉宿ではマスクなしです。
食に潔癖症の面川にとっては、非常に不快なことです。
料理を説明したいなら、メニューをイラスト化して説明したものを置いてほしい!
食事中のおしゃべりも、「どこの誰ともわからない従業員とはしたくない」という心の狭さが、新型コロナウイルス後は、さらに強まっているように思いました。
目に見えない敵を封じ込めるためには、全体主義的な社会のほうが有利だということです。
共産党が支配する中国、大統領権限で非常事態宣言が出せる欧米各国など、強権発動に慣れている国家のほうが、突発的で広範囲に及ぶ敵には強いようです。
ひるがえって日本では、官僚組織そのものが法律であり、法治国家なので、総理大臣の強権発動はおろか、非常事態宣言すらできません。
まずは法律を作るところから、なんですね。
その間に、どんどん状況は悪化しているようです。
ということは、日本は、誰でも好きなことが言える民主主義を捨てて、総理大臣に強権を与えるべきなんでしょうか?
なんだか、それも違うような気がします。
マスクが不足していても、未だに十分な供給ができないのは、サプライチェーンがグローバル化してしまっただけでなく、国内では高付加価値製品にシフトしてしまったためではないでしょうか。
「新型コロナウイルス対策は戦争」とフランスのマクロン大統領は言いましたが、戦争状態を想起したときに、国内需要を満たすだけの生産ラインが残されている国がどれだけあるでしょう?
人件費の高い国内では、高付加価値製品を作るのは当然のことですが、新型コロナウイルスのおかげで、ベーシックな製品が不足する事になってしまいました。
グローバル経済のほころびが見えたような気がします。
世界の先進国の中でも、インターネットの恩恵を十分に使いこなしていないと評価されている日本。
これは、東日本大震災が起こって、クラウド化が進展したことと似ています。
2011年の東日本大震災当時、世界ではクラウド化が進展していましたが、日本企業はかたくなに自社サーバに固執していました。
面川は個人的に、「アホだな、日本企業」と思っていました。
しかし、震災で大きな影響を受けて、クラウド化が進展しました。
今では、日本政府がAWS(AmazonのWebサービス)を契約するまでになっています。
今回の新型コロナウイルスでは、仕事のオンライン化(テレワーク)や、学習のオンライン化(e-ラーニング)、会議などミーティングのオンライン化が進展しそうです。
これ自体は、本当に進展してほしいし、実際にそのほうが良いことも多いと思いますが、ネックとなるのはセキュリティでしょう。
セキュリティの高い回線を従業員と会社の間で確保できるか、セキュリティ確保が自宅で可能なのか?
この点を解決できるようになれば、新型コロナウイルスのおかげで、混雑した電車とおさらばできるかもしれません。
このブログでは何度も書いていますが、日本人と、それ以外の国の人々とでは、清潔レベルが極端に違います。
まず、自然環境による清潔レベルの違いがあります。
水で手洗い・うがい、そして毎日の入浴が当然のようにできる国は、地球上でも限られています。
庶民にもこのような権利が自然にあるのは、日本のような水の豊富な国だけです。
中国は、富裕層は清潔であろうと努力していますが、どんな高級住宅でも、どこからか砂が入り込むようなありさまです。
韓国は、中国よりも清潔レベルが低いかもしれません。
エステに行くとよくわかりますが、日本のようにタオルをふんだんに使ってくれませんし、もしや使用済みタオル?ということもあります。
そして清掃におけるクリンネス意識も、大きく異なります。
日本人は、一度決めたルーティンはまじめに守り、一定上のクリンネスを保持するようにつとめます。
しかし、中国人では、こうもいきません。
徹底したマニュアルを守らせること自体が、けっこう難しいのです。
また、欧米諸国では食事前に手を洗うことはありませんし、ボディタッチはあいさつなので、新型コロナウイルスが蔓延する文化的土壌があります。
日本では、人との挨拶でさえ、1メートルは離れますし、最近でこそ握手は一般化してきましたが、ハグやキスはほとんどありません。
つまり、文化的な面でも、自然環境的な面でも、日本人は清潔だといえるでしょう。
そして、新型コロナウイルスは、この清潔レベルをさらに押し上げています。
最初に紹介したような、企業による努力が、新型コロナウイルスの蔓延を防いでくれるような気がします。
検査体制を強化することは大事ですが、それよりも、日常的な清潔レベルの高さのほうが、実は重要な気がしています。
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毎月、あちこちの温泉宿を訪ねていますが、今回はアルコール消毒を徹底している姿を、たくさん見かけました。
JR水上駅前の蕎麦屋では、お客さんが帰った後に、テービルなどをアルコール消毒。
JRローカル線では、ドアの開閉のほかに、わざわざ定期的に換気。
新型コロナウイルス対策が、随所でこまめに行われていることがわかりました。
なかでも、JR高崎駅で見かけた清掃風景は印象的でした。
利用客がさわる金属製の丸いレール状の手すりはもちろん、その手すりを支える足、手すり周辺の金属部分をすべてアルコール消毒していました。
普段なら考えられないくらいの対応です。
民間企業と、そこで働く人たちの知恵や気遣い、対応力に改めて感心しました。
新型コロナウイルスでも変わらないこと
面川は、普段から飲食に関しては潔癖症です。大声を出せばいいと教えられているような居酒屋は避け、おしゃべりな寿司屋も避け、大皿料理の店はNG、という具合です。
今回の旅では、新型コロナウイルス対策で、
「さぞかし飲食店は気をつかっているのだろうな」
と思いきや、飛び散るであろう、ツバ対策はしていないことがわかりました。
新型コロナウイルス以前でも、マスクもしないで料理の説明をして欲しくなかったのですが、新型コロナウイルス後でも、マスクもしないで料理の説明をしてくれます。
それも、チェーン店ではマスク着用なのに、多少は高級であろう温泉宿ではマスクなしです。
食に潔癖症の面川にとっては、非常に不快なことです。
料理を説明したいなら、メニューをイラスト化して説明したものを置いてほしい!
食事中のおしゃべりも、「どこの誰ともわからない従業員とはしたくない」という心の狭さが、新型コロナウイルス後は、さらに強まっているように思いました。
強権発動できる国と法治国家の違い
新型コロナウイルスによって、ひとつだけわかったことがあります。目に見えない敵を封じ込めるためには、全体主義的な社会のほうが有利だということです。
共産党が支配する中国、大統領権限で非常事態宣言が出せる欧米各国など、強権発動に慣れている国家のほうが、突発的で広範囲に及ぶ敵には強いようです。
ひるがえって日本では、官僚組織そのものが法律であり、法治国家なので、総理大臣の強権発動はおろか、非常事態宣言すらできません。
まずは法律を作るところから、なんですね。
その間に、どんどん状況は悪化しているようです。
ということは、日本は、誰でも好きなことが言える民主主義を捨てて、総理大臣に強権を与えるべきなんでしょうか?
なんだか、それも違うような気がします。
グローバル経済の危うさ
さらに問題をややこしくしているのが、日本国内ではR&Dを、海外では低コストで製造と振り分けたことかもしれません。マスクが不足していても、未だに十分な供給ができないのは、サプライチェーンがグローバル化してしまっただけでなく、国内では高付加価値製品にシフトしてしまったためではないでしょうか。
「新型コロナウイルス対策は戦争」とフランスのマクロン大統領は言いましたが、戦争状態を想起したときに、国内需要を満たすだけの生産ラインが残されている国がどれだけあるでしょう?
人件費の高い国内では、高付加価値製品を作るのは当然のことですが、新型コロナウイルスのおかげで、ベーシックな製品が不足する事になってしまいました。
グローバル経済のほころびが見えたような気がします。
オンライン化が進展
新型コロナウイルスによって、日本国内では様々な面でオンライン化が進展しています。世界の先進国の中でも、インターネットの恩恵を十分に使いこなしていないと評価されている日本。
これは、東日本大震災が起こって、クラウド化が進展したことと似ています。
2011年の東日本大震災当時、世界ではクラウド化が進展していましたが、日本企業はかたくなに自社サーバに固執していました。
面川は個人的に、「アホだな、日本企業」と思っていました。
しかし、震災で大きな影響を受けて、クラウド化が進展しました。
今では、日本政府がAWS(AmazonのWebサービス)を契約するまでになっています。
今回の新型コロナウイルスでは、仕事のオンライン化(テレワーク)や、学習のオンライン化(e-ラーニング)、会議などミーティングのオンライン化が進展しそうです。
これ自体は、本当に進展してほしいし、実際にそのほうが良いことも多いと思いますが、ネックとなるのはセキュリティでしょう。
セキュリティの高い回線を従業員と会社の間で確保できるか、セキュリティ確保が自宅で可能なのか?
この点を解決できるようになれば、新型コロナウイルスのおかげで、混雑した電車とおさらばできるかもしれません。
清潔レベルの意識の違いが結果につながるのでは
日本政府は、積極的に検査をしないように見えますが、検査をしても日本国内の日本人の場合には、陽性反応が出る人は少ないのではないでしょうか。このブログでは何度も書いていますが、日本人と、それ以外の国の人々とでは、清潔レベルが極端に違います。
まず、自然環境による清潔レベルの違いがあります。
水で手洗い・うがい、そして毎日の入浴が当然のようにできる国は、地球上でも限られています。
庶民にもこのような権利が自然にあるのは、日本のような水の豊富な国だけです。
中国は、富裕層は清潔であろうと努力していますが、どんな高級住宅でも、どこからか砂が入り込むようなありさまです。
韓国は、中国よりも清潔レベルが低いかもしれません。
エステに行くとよくわかりますが、日本のようにタオルをふんだんに使ってくれませんし、もしや使用済みタオル?ということもあります。
そして清掃におけるクリンネス意識も、大きく異なります。
日本人は、一度決めたルーティンはまじめに守り、一定上のクリンネスを保持するようにつとめます。
しかし、中国人では、こうもいきません。
徹底したマニュアルを守らせること自体が、けっこう難しいのです。
また、欧米諸国では食事前に手を洗うことはありませんし、ボディタッチはあいさつなので、新型コロナウイルスが蔓延する文化的土壌があります。
日本では、人との挨拶でさえ、1メートルは離れますし、最近でこそ握手は一般化してきましたが、ハグやキスはほとんどありません。
つまり、文化的な面でも、自然環境的な面でも、日本人は清潔だといえるでしょう。
そして、新型コロナウイルスは、この清潔レベルをさらに押し上げています。
最初に紹介したような、企業による努力が、新型コロナウイルスの蔓延を防いでくれるような気がします。
検査体制を強化することは大事ですが、それよりも、日常的な清潔レベルの高さのほうが、実は重要な気がしています。
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