SNSでマーケティング!画家の田中拓馬さんをゲストスピーカーにお迎えしました

昨日は、面川が担当する「ICT戦略論」という授業のゲストスピーカーとして、画家の田中拓馬さんに来ていただきました。

「ICT戦略論」という授業では、

I-Information
C-Communication
T-Technology

を学生に実感をもって理解してもらうために、3人1グループで、ブログの運営をおこないます。

学生たちのブログは、来週以降、ランキングという形で発表しますので、お楽しみに。





なぜ?画家の田中拓馬さん?

田中拓馬さんは、美大で絵を学んだ方ではありません。

弁護士を目指して勉強していたので、早稲田大学法学部の出身です。

そんな田中拓馬さんは、浦和の路上からスタートしましたが、イギリス国立博物館のアルスターミュージアムに作品が収納され、現在は世界的なアーティストへの階段を一歩ずつ上っている途中です。

田中拓馬さんの階段の上り方はSNSを駆使したもので、実はネットとリアルをうまく融合させたマーケティング手法です。

美大で上手に絵を描くことを学ばなかったからこそできる手法であり、世界的なトレンドでもある田中拓馬さんのマーケティング手法について、昨日は、学生たちにお話しいただきました。

田中拓馬 takuma tanaka
画家の田中拓馬さん


田中拓馬さんのSNSマーケティングとは?

田中拓馬さんの仕掛けるSNSマーケティングとは、売らないこと。

フェイスブックを活用し、ときには広告を出して「いいね」を集め、田中拓馬という画家に興味を持ってくれた人たちと友だちになっていきます。

そうやってつながっていった人たちの中には、アンディ・ウォーホルやバスキアなどの画商でもある人物や、著名なキュレーターなどが含まれています。

田中拓馬さんの強みは、絵を勉強はしなくとも、英語や法律などを自分のものにしていることです。

そのかいもあって、現在では、田中拓馬さんのフェイスブックのお友だちの7割くらいが、海外人脈となっています。


田中拓馬さんのネットとリアルの融合とは?

田中拓馬さんはネットだけでなく、リアル、それも画家ができるリアルを活用しています。

画家ができるリアルとは、その場で絵を描いてプレゼントすること。

コースターやメニューに絵を描いて、バーテンダーや近くに座っている人たちにプレゼントして、友だちをつくっていくのです。

さらに、SNSで知り合った人々のなかで、「これぞ!」と思う人には油絵を送ることもあります。

これは、「返報性」というものを狙った戦略で、人は何か(モノでも情報でも)をもらうと、お返しをしたくなるという気持ちを利用したマーケティング手法のひとつです。

田中拓馬さんのスゴイところは、マーケティングの本を何冊も、そして、いつも読んでいて、それをすぐに実践してしまう点です。


最先端のインターネットサービスを使いこなす田中拓馬さん

田中拓馬さんがスゴイところは、最先端のインターネットをいちはやく自分のものとして活用している点も挙げられます。

Airbnbは、日本人がほとんど知らなかったころから利用し、ホストになってくれた人たちとも仲良くなって帰ってきます。

さらには、デジタル出版も6年以上前に行っていたりします。

アマゾンで「田中拓馬」さんで検索すると、複数の出版物がリストアップされます。

3年前から取り組んでいるのが、Zazzle(ザズル)を活用したグッズ販売です。

田中拓馬 takuma tanaka
Zazzleで制作したトートバッグ

オリジナルを作り出すことができれば、二次利用、三次利用は、考え方次第でなんとでもなるというのが、田中拓馬さんなのです。


ナンパ ≒ 営業

田中拓馬さんには、少し脱線してナンパのテクニックもご紹介いただきました。

ナンパは営業に通じるというのは、マーケティングを少しでもかじった人になら当然のことですが、学生にとっては少し抵抗のあること。

そんな学生たちに向けて、気持ちのマインドセットとテクニックの両面から、説明していただきました。

ここでは書きませんが、よく考えられたロジックです。

田中拓馬さんのナンパ理論を聞いて、田中拓馬さんが、海外のマーケットを自分で切り開き、ネットワークを拡大できる理由がわかりました。


田中拓馬さん公式サイト
https://www.takumatanakanew.com/



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