風水を改めて学びたい人☆向けのおススメ本3選♪




最近は風水の理論が書かれていない本ばかり

九星気学を学んで数年たちますが、九星気学が方位学である以上、風水との関係は深く、あらためて風水を学ぼうと思って何冊かの本を手に取ってみました。


ところが、最近発行された風水について書かれた本の多くが、インテリアや家相に関する、ある意味「小さな風水」ネタばかりで、風水の本質や意味、読み取りの理論などが書かれていないため、本質を知りたい!と思う人には不向きです。

気軽に読める占い、運気アップ的な内容でしかないので、これって本当にあってるのかな?という疑問が湧いて出てきます。

そこで、Amazonで検索しまくりまして、20年ほど前に出版された風水の本を探しだして、何冊も読みました。

そのうち、これはおススメ!という本を3冊紹介します。




【李家 幽竹】「栄枯盛衰の予言 歴史を動かした風水」

李家 幽竹さんは、李朝風水術を継承するという方。

500年の歴史のある「李朝風水術」を継承する李王朝の一族で、王家の風水師の家系「全州李家」の19代目という人物です。

ネットで調べていたら、国土交通省の「国会等の移転ホームページ」にも「風水で見た都市のあり方」という李家 幽竹さんのページがありました。
http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/iten/onlinelecture/lec44.html

栄枯盛衰の予言―歴史を動かした風水


栄枯盛衰の予言―歴史を動かした風水」は、自らの家系でもある李朝の風水が予言していた盛衰について書き起こすところからはじまります。

つぎに、奈良の藤原京から京都の平安京まで、何度も遷都した古代日本の都を風水的に解説し、京都の風水の優れた点、弱い点などを明らかにしています。

歴史上の栄枯盛衰を風水で解説

さらに、栄枯盛衰と題しているだけあって、歴史上の人気の人物それぞれについても風水的に解説しています。

織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、そして徳川家康と江戸幕府。

家康は、風水(著者はなんでも風水と言い切っているので)を独り占めにして、自分の子孫が脅かされないように風水的に計画したと説明します。

実際のところ、宿曜道にしても陰陽道にしても、徳川時代に衰退させられ、ごく一部の為政者のみのものとなっています。

本当の実践的な占術や呪術が権力者によって秘匿される一方で、民間呪術師(法師陰陽師や修験者)が活躍したのが江戸時代です。

そんな江戸時代を生き延びた加賀藩、島津藩、伊達藩が、なぜ大大名でいられたのかを紐解き、幕末に活躍した坂本龍馬、徳川慶喜などまで及びます。

風水理論を史実に当てはめた感は否めず

歴史好きなら一度は聞いたことがある話が、かなり含まれていますが、城や墓所を風水的に解説しているので、「なるほど、そういう見方があるのか」という気になります。

ただ、風水理論を解説するための本ではなく、風水が歴史を動かしてきたということを主張するための内容なので、理論を学びたい人には不向きかもしれません。

ただ、つい最近まで人間は合理的な判断よりも、呪術などに頼ってきたことは本当のことなので、歴史を読み解くときに風水的視点も必要であることを教えてくれます。

なんせ、国土交通省でさえ、風水を推しているんですから!


【鮑 黎明】「華僑の風水学―成功をもたらす開運法のすべて」

台湾で風水を学んだ鮑 黎明さんによる、陽宅風水を詳しく解説した書。

華僑の風水学―成功をもたらす開運法のすべて

鮑 黎明 東洋経済新報社 1994-08
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マンションに住む人が多い現代において、現在住んでいる家を、風水的に理解したい人向けの内容です。

風水の基本原則をおさえていますが・・・

著者が台湾で風水を学んでいることから、台湾の風水の事情がよくわかります。

そのうえで、歴史上の人物と風水の関わりも解説されていますが、陰陽五行説や十干十二支などの基礎知識がないと、すんなりとは頭に入ってこないかもしれません。

風水の基本原則である、龍・穴・砂・水の解説と明堂の説明などもありますが、簡単にまとめられている感は否めません。

マンションやオフィスの吉凶判断と運気アップに詳しい

本書のテーマは、やはり住宅の風水である陽宅風水にあります。

とくに都市部において、マンションに居住する人々にとって、風水的にみて吉凶判断する方法が縦横無尽に説明されています。

本書を手にすれば、すぐにも自宅の運気アップができます。

そして、この本が発刊された当時と違い、今では誰もがコンパス(方位磁石)を持っています。スマホのアプリにありますよね。

スマホ片手に方位を簡単に割り出すことができますので、今の住居や、引っ越し先などの風水を調べたいときには重宝する一冊です。


【学研】「風水の本―天地を読み解き動かす道教占術の驚異」

風水理論と実践についてまとめられた一冊。

学研が、当時の風水研究者や実践者などに執筆を依頼してまとめられているため、風水の歴史と理論が大変わかりやすくまとめられています。

何冊もの本を読むより、この一冊を読めばよいのではないでしょうか。

風水の本―天地を読み解き動かす道教占術の驚異 (Books esoterica (23))

学研 1998-12
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環境学や地理学、建築学など多方面の識者による執筆により、風水理論がくわしく解説されていて、とにかくよくわかります。

理論編が全体の7割程度を占めており、さらに歴史的なエピソードなどが1~2割程度含まれています。

また、中国、朝鮮、台湾・香港など、風水が日常的な国と地域の、風水の歴史や研究なども紹介されており、さすが学研!という印象です。

ちなみに、執筆者のひとりは、荒俣 宏さんは理論的に間違っていると指摘していました。

巻末特集には実践編がついています。

この実践編を読む限り、前述の「華僑の風水学―成功をもたらす開運法のすべて」とほぼ同じ内容です。

なぜなら、この実践編の執筆者は鮑 黎明氏なのです。

実践編だけ読みたい方は「華僑の風水学―成功をもたらす開運法のすべて」を、理論も含めて知りたい方はこちらの「風水の本―天地を読み解き動かす道教占術の驚異」を、手にとってはいかがでしょうか。

この「風水の本―天地を読み解き動かす道教占術の驚異」を読んで、このブログでも紹介した磐梯山慧日寺は、本身龍虎(ほんしんりゅうこ)という形の風水的に大変良い場所に開かれた寺であることがわかりました。

隆盛を極めたお寺の都市設計には、すぐれた風水の知識が関わっていたことがよくわかります。


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