年末、家族が勢ぞろいするタイミングで、銀座「悠久乃蔵」のしゃぶしゃぶをやってみようということで、買いました「黒麹黒豚のしゃぶしゃぶセット」。
「悠久乃蔵」で使われているのも、黒麹黒豚なのです。
1セットは3~4人前。
ロース2パック、バラ1パックにポン酢とゴマダレが2つずつついています。
お肉は、通常のしゃぶしゃぶ用にくらべると厚切りです。
お店で出している肉より倍ぐらいの厚さがある感じ。
食べごたえがありました。
この黒麹黒豚は、養豚業の悪臭をなくすところから開発された「麹リキッドフィード」を食べさせている豚です。
このエサを食べさせると、豚の体内での消化効率が上がり、ふん尿の中の未消化物が減ることで、豚舎のにおいが減るうえ、肉質も向上するという効果が確認できたというものです。
黒麹黒豚のふん尿には麹菌が含まれているので、その麹菌によって高品質の堆肥もできるというすぐれものです。
詳しくは、山元 正博 氏の 「麹の力!」 をお読みください。
ロースは各200グラム、バラは300グラム |
お肉が届いて、野菜はどんどん食べられるようなサイズに切りそろえます。
ニンジンはピーラーでうすくスライスするのがベスト。
つづいて日本酒をどぼどぼと土鍋にいれます。
沸騰してきたところでファイヤー!
火力がすごい! |
自宅でファイヤーは勇気がいりますが、のぼる火は最大でも40センチくらいです。
もし火をつけるのが怖い、という場合には、よーく沸騰させて、アルコール分を飛ばしてください。
完全に飛ばさないと、アルコールが野菜にしみて、ひどくまずいです。
7人で2セットのお肉で十分間に合いました。
もちろんアクなんてまったくなし!
だから〆は雑炊です。
ふつうの豚しゃぶはアクがすごいので、〆は麺類になりますが、アクがでない透明なスープのままなので、お米があいます。
そして、日本酒の甘さがお米ととっても合うのです。
おかわりしますよ。
このしゃぶしゃぶに合わせて購入したのが、【米焼酎】薩摩自顕流です。
この焼酎は島津藩のお殿様が飲んでいた、というもので、仕込みは伝統の吟醸花酒というもの。
吟醸花酒とは、極寒の時期に高度に精白された米を原料にじっくりとモロミを発酵させたもので、このモロミを蒸留する際に最初にとられる高品質の酎(花酒)のみを瓶詰めにしたものなのだそうです。
つまり一番搾り。
古来島津公が幕府に献上していた逸品なのです。
付属の説明書が興味深い。 |
焼酎は苦手ですが、これは美味しい。
日本酒のような飲み口です。
ただしアルコール度数は25度あるので、メーカーのおすすめはロックですが、わたしは水割りでいただきました。
年末にとどいて、正月明けまで、少しずつ一升瓶を飲み干しました。
焼酎好きな方よりも、日本酒好きの方におすすめです。
錦灘酒造
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