テーマは、動画配信サービスとテレビの関係、みたいな感じです。
学生たちは、普段から自分たちが接している動画配信サービスがテーマということもあり、興味津々でした。
大山さんには、過去何回か、ゲストスピーカーとしてお話しいただいているのですが、テレビ局の人、ということで学生には人気が高いです。
珍しいんですね、水戸だと。
さて、大山さんのお話のなかで面白かったのは、ネット配信で見ている人と、テレビで見ている人(つまり視聴率)の連動性に関するもの。
事例として、私も見ていた佐藤 健
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それによると、視聴率と連動するように、ネットでのView数が推移し、ドラマの盛り上がりとともに、視聴率はもちろんのこと、View数も増加していきます。
そして最終回。
視聴率は最高の17.7%。
ネットでのView数も、視聴率に応じて増えるのか、と思いきや、最終話のView数は大きく失速したのでした。
View数の計測は放映から何日間かの猶予があると思うので、この結果は意外といえば意外です。
大山さんのお話では、ネットで見ていた人が、最終話を待ち切れずにテレビで見たのではないか、ということでした。
つまり、普段はネットでドラマを見ている人も、見ているうちに盛り上がってきて、テレビに戻ってきた、ということらしいのです。ドラマですから、テレビ以上に早く見ることができるデバイスはありませんから。
ネットで話題になったドラマが高視聴率を稼ぎだし、しかも若い世代に訴求できる、ということを証明したのはNHK朝ドラ「あまちゃん」でしたが、同じようなことが多々事例としてある、ということのようです。
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「あまちゃん」は昨年も再放送されていたくらい、いまだに人気ですね。
この、ネットで話題になるのは大切、というところから、「Twitter TV エコー」というものが登場しています。
これは、Twitterでの番組に関する投稿を行ったユーザー数と、インプレッションユーザー数を数値として出しています。
視聴率だけでは測れない、テレビ番組の効果、の一つです。
たとえば、昨年10月‐12月期に放映された玉森 裕太
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私は興味のある番組はすべて録画しておく派なので、ネットでドラマを観ることはほとんどありません。
私のように、録画して見る派の動向はなかなか数値化できないかもしれませんので、ネットで見てくれる視聴者のほうが、実は実態を把握できる可能性は高いですね。
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