本日付の日経産業新聞のコラム「流行を読む」の執筆のために、3月11日に、オンラインサロン・プラットフォーム「シナプス」をたずねました。
https://synapse.am/
シナプスには、サッカー日本代表元監督 岡田武史さんが主催する会員制コミュニケーションサロン「TEAM OKADA」や、堀江貴文さんによる会員制コミュニケーションサロンなどがあります。
人気のサロンだと募集人員にも制限があり、いつでも参加できるわけではありません。
シナプスに関する記事は、本紙をご覧になっていただければ幸いです。
今回、取材にご対応いただいたのは、シナプス株式会社のCEOでファウンダーの田村 健太郎さんです。
田村さんは、大学1年生のときにスタートアップ企業に参加、そのまま事業経営を続けながらも大学も卒業したそうです。
そして、取材の前日には、第三者割当増資が無事完了したリリースを出したばかりという、絶妙のタイミングで田村さんにお目にかかることができました。
田村さんは、コミュニティでの高品質なディスカッションを提供したい、心地よいコミュニケーションを提供したい、と何度もおっしゃっておられて、とても印象に残りました。
スマホの普及もあり、インターネットの利用者、なかでもSNSの利用者が大変増加しています。
これは、ブロガーや情報発信者にとって、読者が増えている反面、言いたいことを言ったり、書きたいことを書いたりすると「炎上」しやすくなっている環境です。
全体を理解していないのに、あげ足取りをするような、議論に水をかける方も増えている、ということではないでしょうか。
田村さんが提供する有料会員制コミュニケーションでは、考え方や方向性などに共感している方を集めているため、使用している言葉について共通認識があることを期待できるといった、齟齬の起きにくい環境でコミュニケーションできるというメリットがあります。
つまり「炎上」しにくい。
とはいえ、ネット上で有料会員を集めることはとても難しく、ネット上でも人間性が理解できるような方でないと、集客はなかなか難しいようです。
無料でなんでもできるネット時代だからこそ、コミュニケーションやディスカッションの質を求めたら有料になった、という事例のひとつだと思います。
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