「「アジアで儲かる会社」に変わる30の方法」を読了。
著者は、アジアに進出する会社のサポートを行っている方。
私も面識のある方です。
日本で、海外進出を目論んでいる企業の方と話をすると、ときどき「あ~、だからダメなんだけど・・・」と思う瞬間がありますが、そういう企業の方々を一刀両断に、ばっさばっさと斬っているのが本書です。
書かれている内容は、いちいちごもっとも。
私もそう思います、と強く言いたいことばかり。
その中でも、面白かったのは、韓国サムソンの戦略です。
これは人材育成法でもあります。
サムソンでは、若手社員を1年ほど、海外に派遣し、仕事をさせずに現地の住民として生活させているのだそうです。
その結果、現地の人々にうけいれられる、様々な製品を生み出しています。
日本人の多くが、アジアというと何となく下のほう、というイメージを持っておられますが、そもそもそれが間違いです。
アジアでは、日本に対する尊敬は影をひそめ、日本製へのあこがれも薄れています。
本書では、日本で、ただ漫然とビジネスらしきことをやっている人にとって、海外進出はとても難しいもの、ということを具体的に説明しています。
とりあえず海外進出でもしないと、という方は、真っ先にお読みになることをお勧めします。
「アジアで儲かる会社」に変わる30の方法 (中経出版)[Kindle版] | ||||
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