久しぶりに「TARZAN」を手に取ったら、姿勢を良くして余計な脂肪を落とす、という特集でした。
(立ち見だったので正しいタイトルは忘れました・・・)
ダンスのレッスンで、先生が言うとおりの姿勢を取ると、魚類が陸に上がった状態、すなわち息ができない状態になることが多く、どうしてかなぁ、と思っていました。
だってあの姿勢で息ができてる人がいるのは確かなので、私が息ができないのは何かがおかしい、ダメなんだろうと思っていました。
「密息」で身体が変わる (新潮選書) | ||||
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これは、虚無僧尺八奏者として活躍する著者が、「密息」という日本古来の呼吸法にたどり着き、身に着けるまで、についてくわしく書かれています。
この本の面白い点は、現代日本人が胸式呼吸であり、欧米人のように腹式呼吸ができていない、ということを詳細に解説している点です。
特に腰骨の向きを知って、私のダンス姿勢は大きく変わりました。
日本人の多くは、腰骨が後ろ向きに倒れているのだそうです。
椅子の生活が長くなってきているにも関わらず、いまだ日本人の腰骨は畳に直接座る時代のままだから、床にぺたりと座ることがリラックスできる姿勢だというのです。
しかし、腹式呼吸の欧米人の腰骨は、前側に倒れています。
実際にやってみると分かるのですが、腰骨を前向きに倒し、下腹に力を入れて立つと、ウエスト周りの筋肉がグッと引き締まります。
すると上半身も、肩甲骨が近づき肩が後ろ側に少し動きます。
この姿勢が、ダンススタジオでもバレエでも言われるところの、骨で立つ、とか、天井からつられている感じ、になります。
つまり、腰骨を前倒しにする、という意識がないと、きれいな立ち姿やきれいな歩き方ができない、ということです。
このことに気づいてから約1週間、腰骨を前に倒して下腹に力を入れて歩いただけで、ウェスト周りが引き締まりました。
そして、ダンスの姿勢も良くなったからでしょうか、最近自分でも驚くほど上達しました。
姿勢ってすごく大切なんだな、と改めて気づくとともに、雑誌などの特集でも、腰骨の倒れ方(倒し方)をきちんと説明すればいいのに、と思いました。
ゆるめる力 骨ストレッチ | ||||
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