日本人はなぜ戦争へと向かったのか

NHKの「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」が友人関係では話題です。昨夜が第4回で終わったのですが、なんというか、見ていてむなしいですね。日本人は本当に馬鹿だと思います。

ベースとなっているのは組織論だと思うのですが、本当の意味で決意のない戦争へと導いたのはやはり世論だったのではないか、と思います。
とはいっても、その世論はマスコミが作っていますし、しかもそれらの情報源は国家指導者レベルではない人々であるわけです。いわゆるリークというやつですね。

最近見たテレビ番組で、日本人が戦争を始めることがあると思うか、という質問に対して、6割以上が「そんなことはありえない」と回答し、その理由としてネットがあるから情報操作を受けないから、というものでした。

私自身、ネットの自由度から考えれば、日本が2度と戦争などという愚かな選択をするはずはない、と思っていましたが、最近はそうでもないんではないか、という考えに変わって生きています。

中国でビジネスしていて思うのは、国家が決意すれば、情報を遮断することは可能だと思うからです。結局どんなに自由な国であっても、メディアと政治は切っても切れない関係にあるわけです。
日本人の多くは知らないようですが、テレビ局の免許は5年しかないんです。
大学の授業でこのことを語ると、学生がどよめきます。つまりメディアはそういう役割を、歴史的に担っているということではないでしょうか。

しかし現時点で、海外の情報を一番取得できる環境にあるのは、おそらく日本です。
その環境を大いに利用し、日本に対して諸外国がどういう評価をしているのか、を知るべきでしょう。
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