北京市内の地下鉄構内 |
このサービスは、地下鉄やショッピングセンターなどにあるので、ご覧になったことのある方も多いことだと思います。詳細については本紙をお読みいただくとして、今回は、VELOにまつわる話題を書いておこうと思います。
VELOは、10代から30代くらいまでの若者世代に人気があるのですが、日本人でVELOをご存知の方にはほとんどお目にかかったことがありません。中国ビジネスが長い方でもご存じない場合があるのです。
というのも、中国では、地下鉄や公共の乗り物は、スリや泥棒が乗っている危険なもの、というイメージがあるためです。そのため、エリートの方や富裕層のかたはタクシーを常用しています。「地下鉄に乗った」なんてことを話すと、「大丈夫?あれは危険だからタクシーに乗ったほうがいい」とアドバイスしてくれます。
ショッピングセンター内のVELO |
おまけに中国はタクシーがめちゃ安です。
100円も乗ると結構な距離を走っていたりするので、日本人が地下鉄に詳しくないのもわからないではありません。
しかし、そこはそれ、渋滞が多い市内をタクシーで移動するのは効率が悪いので地下鉄を利用するわけです。そんな経緯があってVELOについて、知っている人が少ないということなんだと思います。
中国では広告費が結構高いので、VELOのようなサービスを利用することは、今後の効率の良いセールスプロモーションには欠かせなくなるのではないでしょうか。
ちなみにここに掲載した写真を撮るのは、ちょっと苦労しました。
なぜか写真に撮らせてくれないんですよね。
ICチップ搭載のVELOカードを販売している係員がハエを追い払うようにするんですよ。
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