ご近所なので、「No Man’s Land 創造と破壊@フランス大使館 - 最初で最後の一般公開」 というのに行ってきました。
古い大使館の内部をすべて公開し、その場を使って現代アートを展示・披露するという、とてもエキサイティングなイベントです。
昨日は天気が良かったので、多くの来場者がありました。
フランス語はもちろんですが、日本人のほかに他国の方も多くいらしていたようで、英語が飛び交うことも。
この建築物は昭和30年代に造られたもので、エントランスにその一端がみてとれます。
入場した第一印象は、古い学校建築物のようです。
そして、つい先日まで、この古い建物でよく仕事をしていたな、と感じました。
よく見ると、あちこちボロボロで、それくらい古いんですよ。
庭の巣箱の屋根に育った草が、長い年月を感じさせてくれます。
エントランスから、極彩色のペイントが出迎えてくれます。
街中にある落書きと同じような感じですけど、これもアート。
中にはグロいものもありますが、お子様連れの30代がたくさんいらしていて、そういうお子様方には仕掛けのあるアートは大人気でした。
またヴァンタンデザイン研究所が子供向けのワークショップを開催しています。
昨日は、フランス育ちの友達夫妻も子連れで来場、4歳の息子さんがワークショップで楽しくアートしてました。
出来上がりは一流のコンテンポラリーアートのようです。
このアートイベントを見て、フランスには勝てないな、と思ってしまいました。
これがもし日本なら、壊す前にアートやろう!なんてことには絶対にならないだろうな、と確信するからです。
日本の対外収支が黒字だということは皆さんよくご存知だと思いますが、数少ない例外があります。
それがフランスであり、イタリアなのだそうです。
世界の工場の地位が中国に移った今、日本は日本にしかできないことでグローバル経済のなかで勝負しなければなりません。
そんな日本が学ぶべきはフランスやイタリアのブランド力だと思います。
もっとも、社会構造的には、この両国は日本と似ているところがあるので、考え方を切り替えれば、まねることもできそうです。
昨日久しぶりにあったフランス育ちの友人に、日本はフランスには勝てないね、と言ったところ、「でも、日本は安全だし生活しやすいよ」と言われました。
確かに便利ではありますが、それは国力にまだ余裕があるだけ、だからなのかもしれないのです。
いずれにせよ、外国の大使館に入ることができるチャンスです。
毎週木曜から日曜、金・土は夜10時までやってます。
来年1月31日までですので、ぜひ行ってみてください。
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