椿昇展 GOLD/WHITE/BLACK 京都国立近代美術館

今日が最終日となる「椿昇展」に昨日やっと行ってきました。
日帰り、京都滞在2時間半という強行軍ですが、行って良かったです。椿さんとは時間がなくて話をできませんでしたが、対談の会場でお元気そうなお姿は垣間見えたので、今回はこれで良しとします。

作品のほうは、いきなり会場の1階に、半透明の布のようなもので作られたロケットが横たまっています。風を送ってロケット状態を維持しているので低いヴォーという音がうなっています。もう少し会場が広ければ、一周できるのでしょうが、少々狭く一周はできませんでした。とにかく大きいので、あのロケットを細部まで膨らませるにはかなりの苦労があったのではないでしょうか。

3階は特大写真パネルが何枚も並ぶ空間から始まります。一見するとヘルメット姿の労働者の写真なのですが、よくよく見ると、指の先がとがっています。写真ではない、CGで作成されたものなんでしょうね、きっと。写真でないとすれば、かなりの精度で作りこまれたことがわかります。何しろどれもこれも表情が異なり、漂うムードすら違って見えましたから。

”GOLD/WHITE/BLACK” と題しているように、色がテーマの展覧会でした。その中でもGOLDの存在感はやはり際立っていたように思いました。
場所が平安神宮の大きな鳥居脇にある美術館ということもあり、そういう印象を持ったのかもしれません。

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