木村拓哉さん主演のドラマ『BG〜身辺警護人〜』シーズン1、シーズン2を観ました。
木村拓哉さんが主演するドラマは、あまり観ないほうですが、『BG〜身辺警護人〜』はかなりオススメです。
ジャンルとしては、いわゆるお仕事ドラマ系なので、ボディガードの仕事というものが理解できる内容です。
ですが、おすすめポイントはそこではなく、仕事を通じてはぐくまれる仲間同士の信頼感や、気軽なやりとりのなかで生まれる笑いとか。
そういう空気感が、とてもよく出ていて、好感が持てる作品です。
シーズン1は2018年放送、全9話、45分から60分程度です。
シーズン2は2020年、全7話、45分から60分超となっています。
ちょっとした表情や動きに感情が出ているような演技が多いので、しっかりと観たい作品です。
木村拓哉さん、だからこその空気感?
『BG〜身辺警護人〜』は、内容的には、小栗旬さん主演の『BORDER』とか『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』を思い出させるようなところがあります。
小栗旬さん主演ドラマのほうは、印象暗めなのですが、『BG〜身辺警護人〜』は、1話ごとのストーリーはけっこう悲惨だったりするのですが、全体に明るい印象が残ります。
その理由は、主人公の背景がしっかりと描かれていること。
シングルファーザーで子どもと一緒に暮らしているとか、仲間内ではリーダーシップを発揮する場面もあるけど、基本的には受け身であるとか。
40代でボディガードとして働く男の内面が、ときおり垣間見えるからかもしれません。
はじめに、お仕事ドラマと書きましたが、年齢が異なる転職者が集まる仕事場なので、役職や職場カーストがなく、むしろ「信頼できる相手」かどうか?が大切な職場。
そんな心理を読み取るようなところからドラマは始まっていますが、木村拓哉さん演じる主人公は、若造たちをいなしながら、任務を円滑に進めていきます。
この態度が、それまでのイケイケでポジティブ、陽キャの木村拓哉さん演じる主人公とは、たぶん正反対なのではないでしょうか。
あきらかなリーダー役ではなく、裏側で支えるようなリーダー像を描いているようにも見えます。
そのあたりは、40代後半という木村拓哉さんに合わせているのでしょう。
斎藤工さんとのバディ関係がおもしろい
シーズン1では、微妙な関係だった斎藤工さんが、シーズン2ではバディとして木村拓哉さんを支える役どころです。
とはいえ、微妙な関係であることに変わりはなく、話数が進むにつれてバディ感がどんどん醸し出されてきます。
また、シーズン2では、息子との関係を描くために朝食の内容がテーマとなっていたり、怪我がつきもののボディガードと外科医との恋愛についても少しばかり強めででてきます。
味付けは、シーズン1より、シーズン2のほうが濃い目。
そして、木村拓哉さん風味が強めです。
ですが、その味付けの濃さが、邪魔にならない程度におさえられているので、嫌味を感じるほどではありません。
木村拓哉さんを再確認できる作品だと思います。
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