生まれてはじめて、タマゴタケを生でいただきました。
甥っ子が山歩きと釣りを趣味としているため、春は山菜、秋はキノコが山盛りです。
今回はタマゴタケ。
下処理が終わっていた真っ赤なキノコを調理しました。
以下、食レポをまじえて、記録として紹介しておきます。
タマゴタケとは?
Wikipediaによると、「ハラタケ目テングタケ科テングタケ属のテングタケ亜属タマゴタケ節に分類されるキノコの一種」だそうです。
「日本産のタマゴタケには、外見上見分けがつかない未記載の隠蔽種が存在する」そうです。
うむむ、遺伝子レベルでしかわかっていないって・・・・、隠蔽種って何?
さらに調べると、「隠蔽種とは、本来別種であるにもかかわらず、外見的特徴の類似をはじめとする理由から同種と判断されていた種」のことだそうです。
本来のタマゴタケは亜寒帯に生息していて、温帯に生えるのは隠蔽種、つまりタマゴタケに見た目が似ている別種のキノコのようです。
ここでは、タマゴタケで通しますけど。
テングタケ系のキノコは毒を持っているものが多いので、普段は手を出さない、出してはいけないキノコなのですが、タマゴタケは無毒で、しかも生食OKのキノコなんです。
タマゴタケのレシピ:生ハムで包む
超簡単なのが、生ハムで、タマゴタケのカサの部分を2つ以上に切り分けて包んでしまう、というものです。
タマゴタケの食感は、生のホワイトマッシュルームに酷似しています。
味は、マッシュルームよりも濃い、という印象でしょうか。
今回使用した生ハムは、セブンプレミアムのイベリコ豚を使用した生ハムです。
あっさりとした味わいのタマゴタケには、生ハムの味が濃すぎたかも、です。
タマゴタケのレシピ:カプレーゼ
カプレーゼは、トマトとモッツァレラチーズをつかったイタリアのサラダ。
暑くなると食べたくなるサラダというか前菜です。
トマトとモッツァレラチーズを1センチ以下の厚さでスライスして、交互に並べていくサラダですが、これにタマゴタケをオンしてみました。
写真のなかで、ひときわ赤く輝いているのがタマゴタケのカサです。
ツルツルでピッカピカの赤が、写真映えします。
普通のカプレーゼは、トマト、モッツァレラチーズ、トマト、モッツァレラチーズ・・・と重ねて、食べる直前にオリーブオイルと塩をかけ、お好みでレモンをひと絞りする、というもの。
今回は、トマトの上にモッツァレラチーズ、タマゴタケと乗せて1セットとしました。
食べるときに取り分けて、オリーブオイルと塩をかけて食べましたが、塩だけで美味しいかも。
今回は、いわきオリーブ株式会社の「オリーブリーフカボスソルト」でいただきました。
カボスの酸味がある塩です。
タマゴタケの繊細な味をいただくには、オリーブオイルとかレモンをかけてしまうより、味が工夫された塩だけが合うようです。
タマゴタケのレシピ:ピザ
タマゴタケのカサのピザ |
タマゴタケの軸のピザ |
スーパーなどで市販されているマルゲリータを2枚用意して、タマゴタケのカサのピザ、軸のピザを作りました。
カサのほうは、タマゴタケの赤が映えるように、万願寺とうがらしを散らしました。
まず、市販のマルゲリータピザのうえに、ピザ用の溶けるチーズをたっぷりと乗せます。
そのうえにタマゴタケのカサを大きめにスライスしてトッピング。
にんにくヒトカケをみじん切りにしてトッピングし、オリーブオイルを小さじ2くらい、全体に回しかけておきます。
軸のほうは、シャキシャキしているので、味よりも食感をいただくピザ。
こちらは、同じマルゲリータピザに、溶けるチーズをたっぷりと乗せたあと、スライスベーコン、スライス玉ねぎ、みじん切りのにんにく、万願寺とうがらしをオン。
すべてトッピング後、オリーブオイルを小さじ2くらい、全体に回しかけたら、準備OKです。
オーブンの温度は230度、焼き時間は5分です。
今回つくった中では、ピザが一番おいしいと感じました。
とくに、タマゴタケのカサのピザが良かった。
カサに適度に熱が入り、生で食べるよりも食感・味ともにアップしているように思います。
ピザは焼き過ぎないほうが良いです。
チーズが溶けて、ふつふつしてきたら食べ頃です。
軸は、シャキシャキだからとスライスしてしまいましたが、2つに割るくらいがおいしいのではないでしょうか。
細かくしすぎると、食感が損なわれます。
以上、タマゴタケでした。
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