『GREAT PRETENDER』観ました。
大河ドラマ『どうする家康』の脚本家・古沢良太さんが手掛けたアニメ作品です。
そして、あの『コンフィデンスマンJP』の元になった作品でもあるようで・・・。
1話24分ほど、全23話なので、イッキ見可能です。
もうひとりの「ボクちゃん」
『GREAT PRETENDER』の主人公は、小銭稼ぎの詐欺師・枝村真人。
父は犯罪者、母は病死という設定で、精神構造はまるで『コンフィデンスマンJP』に登場する「ボクちゃん」のようです。
『GREAT PRETENDER』のおもしろさと仕掛けは、登場するキャラクターの背景が描かれていること。
それが伏線ともなっていて、シーズン1では世界各地で繰り広げられる大規模な信用詐欺が描かれています。
それらの伏線回収と謎解きがシーズン2という感じの構成になっていて、出来過ぎという印象は拭えませんが、納得のいく終わり方です。
詐欺師は才能ある人々
詐欺師が登場する映画・ドラマなどをみると、詐欺をするためには膨大な情報を記憶できる能力、複数言語を操る能力、さらに論理的推論の能力、さらに演技力などなど、さまざまな才能が集まっているように見えます。
ある種の才能をもった人々が詐欺を行い、悪者を懲らしめるというのが、物語のおもしろさにつながっています。
それだけに、ご都合主義的なところもあります。
とくに、CASE4の「Wizard of Far East」は、すべての伏線回収となる物語なので、ここまでやる?的な印象が残ります。
とはいえ、アニメなので、そのへんの違和感には目をつむることができます。
『コンフィデンスマンJP』の裏テキスト
『GREAT PRETENDER』を観ていると、『コンフィデンスマンJP』を思い出すようなエピソードがあちこちに散りばめられています。
『コンフィデンスマンJP』ファンなら、ぜひ観ておきたいアニメ作品です。
そして、エンディングは、フレディ・マーキュリーの「The Great Pretender」です。
ファンなら、エンディングの映像も最後まで見ていただきたいです。
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