【Netflix】『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン2

5月23日に配信が開始された『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン2!

当日は、今か今かと何度もNetflixアプリをチェックしちゃいました。

そうしたら、勝手にダウンロードしてくれていて。

シーズン2は、全12話、各25分前後、実質20分程度となります。

4時間あれば、一気に観ることができます。

わたしは、すでに2周してますが、もう一周したい気持ちです。




ポストヒューマンはNSAのAIが原因

攻殻機動隊の世界では、日本はアメリカの傘の下にあり、完全に言うなり状態です。

(今も、そう変わりませんが・・・)

そして、シーズン2では、「アメリカどうなの?」という事件が起こります。

それが、ポストヒューマンであり、その原因となったのが、NSAが開発したサスティナブル・ウォー(持続可能戦争)のためのAIだったことがわかります。

ビジネスとしての戦争を続けるためのAIが、直接、人間にコンタクトしてしまったことで、ポストヒューマンが生まれた、というわけです。

このあたりの謎解きが、はじまりの3話くらいとなります。



すべてがNになる

「すべてがNになる」は、シーズン1のラストエピソードのタイトルで、トグサが行方をくらましてしまう物語でした。

シーズン2では、「Nになる」というキーワードが登場し、ポストヒューマンとなったシマムラタカシを追いかけることになります。

しかし、アメリカも同様に追いかけていて、公安9課(日本)とアメリカの小競り合いが繰り返されていきます。

「Nになる」という意味は、ストーリーのなかでも説明されていますが、自分の望むように生きているゲームを、ひとりひとり別々に行っていることのようです。

自分だけが見たい世界をみて、自分がやりたいことだけをする世界と言い換えてもいいかもしれません。

しかし、そんな世界とは別に現実の世界もあって、意識と実態とが二重構造になってしまうようなことを意味しているのかもしれません。



草薙素子はロマン派

しかし、草薙素子は「N」になりませんでした。

他の9課メンバーが続々と「N」になってしまったのに、です。

その理由をシマムラタカシは、「まれにみるロマンチスト」だから、と説明しています。

終わり方も、なんとなくすっきりしないというか、余白が大きいというか。

時間が巻き戻っている感じがして、結局、素子はシマムラタカシの目的を阻止したのかどうか、明確には描かれていません。

そして、世界核戦争の危機を救った草薙素子は、またも公安9課から姿を消すのでした。

今度、会えるのはいつになるのでしょう?



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