入居前に東北電力に勝手に給電された件

久しぶりに私事で、驚きの経験をしたので、このブログに顛末を書き残しておきたいとおもいます。

実は、ウン十年にわたる東京23区での生活拠点から、東北電力管内の町村部に引っ越しを決めました。


田舎暮らしといっても、引越し先は、徒歩15分圏内にスーパー3店舗、ドラッグストア2店舗、コンビニ3店舗と環境は良好です。

たぶん、まだ住所が残っている港区のマンションと比較しても、買い物環境に限っていえば、遜色のない立地です。

ところが、です。

東北電力が勝手に給電していたことが判明し、当然ですが、クレームを入れました。



賃貸契約日=入居日ではない

これまで、何度か引っ越しを繰り返してきましたが、前の住まいと、新しい住まいの契約がダブル時期があります。

わたしの場合、3週間から1ヶ月位の重複があっても、おかしくないと考えています。

家賃はバカになりませんが、そのほうが、引っ越してから快適な暮らしができると思うからです。

たとえば、元の住居で使っていた家具が、新しい住居では使えそうもないということがあります。

そうなると、粗大ごみとして出すなど、面倒な手続きも必要になります。

ここで、何が言いたいか、というと、「賃貸契約日=入居日ではない」ということなのです。


管理会社が東北電力に勝手に連絡したらしい

勝手に給電されていることがわかったのは、引越し先の掃除をしにいったときのことです。

なんと、スイッチが赤く光っているではないですか!

「これは電気が流れているのでは?」と思い、スイッチを押してみました。

すると、部屋の据付ライトが明るく輝きました。

「なぬ! この部屋に住むのはまだまだ先だぞ、おかしい」

不審に思ったのもつかのま、港区で利用していた新電力(Looopでんき)の移転を依頼していたのですが、そこから次のようなメールが届いていたのです。

「お申込の引越し先住所に使用開始の申請をいたしましたが、同名義にて既に他社様とご契約中のため、弊社のお手続きを進めることができませんでした。
誠に勝手ながらこの度のお引越先のお申込はキャンセルとさせていただきます。」

さらに、このメールには続きがあって、

「既に他社様とご契約中の場合、『電力会社のお切替え』のご案内となるのですが、
2022年4月1日より新規お申込み受付を一時停止させていただくこととなりました。」

とあります。

つまり、Looopでんきは強制解約されてしまうことに・・・。

基本料金がなくて、東京電力利用時よりも割安だったので、すごく気に入っていたのに・・・・。

この怒りの矛先は、当然、東北電力しかありません。

さっそく、東北電力の各種問合せフォームから、「これって、コンプライアンス上、どうなんでしょうか?」と書いて、送ってみました。

すると、さっそく電話があったのは良いのですが、ここで問題です。

担当者はなんと言ったと思いますか?

ひとことの謝罪もなく、「じゃ、いつから給電すればいいですか?」と聞いてきたのです。

そもそも、わたしが知りたかったのは、

1.だれが給電をすることに同意したんですか?

2.住人であるわたしの承諾なしに給電したことで生じた損害(基本料金発生、Looopでんき強制解約)について、どうしてくれるんですか?

の2点です。

2については、東北電力が利用なしとする、といったので、基本料金+使用量はなしになるでしょう。

Looopでんき強制解約については、別の新電力サービスでも良いかも、と考え直してみました。

翌日、東北電力にあらためて、誰が承諾したのかをきいたところ、管理会社だと答えたのです。

管理会社にしてみれば、田舎特有の親切心だと思うのですが、それでも東北電力は間違っていますよね。

最初に書いた通り、入居日は、契約日ではないからです。

そして、住人の同意・承諾なく、勝手に給電したからです。

わたしには、このエリアでは、東北電力が勝手に、住居の契約日をもとに給電開始しているのだな、としか考えられなくなりました。

もしくは、ナアナアの関係で、不動産管理会社と東北電力が結託しているか、です。


新電力の移転や新規参入を阻害したいのかも?

Looopでんきの強制解約が良い事例ですが、わたし自身が移転申請をして了承済みの新電力であっても、同じ住所で、使用者がわたし本人の場合、移転できなかったわけです。

何度も言いますが、わたし本人は東北電力を利用することに、承諾・同意していないのです。

もちろん、東北電力から電話での確認もありませんでした。

これは、新電力つぶし、ととられても仕方がないと思います。

国有化された東京電力より、東北電力のほうがタチが悪いのかもしれません。

それに、「勝手に給電をはじめたことについての事の次第はメールでください」といったところ、「メールはだせない」と言ったのです。

???

あらゆることがWebとメールで済んでいた東京23区とは、雲泥の差です。

で、結局、信用できない東北電力との契約はしないことにして、改めてLooopでんきへコンタクトしてみました。


Looopでんきが予定通り給電してくれることに♡

東北電力との契約解除ができたところで、強制解約措置になるとメールをくれたLooopでんきのコンタクトセンターに連絡しました。

だって、港区のほうは退去日まで日数が残っていて、まだ契約中ですから。

コンタクトセンターの方に事情を説明し、東北電力は解約になっていることを伝えたところ、さっそく元通りに手続きしてくれました!

ありがとう、Looopでんき。

これで、元通りです。

まったく、余計な手間をかけさせてくれました、東北電力。

コンプライアンスをもっと勉強してください。

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