『仮面ライダーアマゾンズ』は、Amazonオリジナルの仮面ライダーシリーズです。
仮面ライダーシリーズの制作陣が、Amazonのために制作した作品で、Amazonオリジナルの作品のなかでも秀逸です。
Amazonオリジナルの作品は品質に問題がある作品が多いのですが、『仮面ライダーアマゾンズ』はクオリティも高く、設定も興味深い内容です。
2周視聴しているくらい、実は好きな作品です。
人間を食べるアマゾン
大手製薬会社による、人工生命体を人型に成長させる実験「アマゾンプロジェクト」によて、人間を食料とする生命体・アマゾンが誕生してしまいます。
物語は、このアマゾンを退治するチームの登場から始まり、徐々にアマゾンの実態が明らかにされていきます。
悲しいのは、人間の肉を食べる前は、仲間として活動していたアマゾンのひとり、マモルが、人肉を食べてしまって覚醒してしまうこと。
一緒に戦う仲間の腕を食べてしまうシーンは、なかなか壮絶です。
アマゾン大規模駆除作戦
この物語の面白い点は、駆除対象とされるアマゾンも、排除しようとするアマゾンもどちらも同じ種類だということです。
タンパク質を大量に摂取することで仮面ライダーに変身できるので、劇中では生卵を殻付きで食べるシーンもあります。
役者さんも大変だな、と感じるシーンです。
そして、同一の生命体であるがゆえに、アマゾンを大規模に駆除する作戦が実行されることになると、駆除側の仮面ライダーを保護するということに。
そこで生じる葛藤にも、十分に納得できる背景が描かれています。
シーズン2では赤楚衛二さんも登場
仮面ライダーアマゾンズ SEASON2では、『仮面ライダービルド』で万丈龍我を演じていた赤楚衛二さんが、アマゾン刈りをする高校生役で登場しています。
シーズン2は、親子の愛情とか友情がテーマになっています。
家族ととも死んだはずの人間が、アマゾンとなってゾンビのように復活してしまう少女・イユと、イユに執着する仮面ライダーの千翼(ちひろ)との関係は、美しくも悲しいです。
脚本が、『仮面ライダー電王』『仮面ライダーオーズ/OOO』などを手掛けた小林靖子さんなので、人間ドラマとしても間違いありません。
おすすめです。
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