先日、ある勉強会の懇親会で、創業300年を超える蔵元の酒が楽しめるという豚しゃぶしゃぶのお店「悠久乃蔵」に行ってまいりました。
はじまりは、スパークリングの日本酒です。
シャルドネ仕立てで、アルコール8%。
ぶどうのフレッシュで芳醇な香りがすばらしいスパークリングです。
この日は「久寿玉」というお酒が、どぼどぼと土鍋に投入されます。
日本酒はアルコール分を飛ばさないといけないので、しばらく待っていると、気化したアルコールに火がついて、まさかのフランベ状態。
火があがります、とは聞いていましたが、結構な時間、高く炎が上がっていました。
しゃぶしゃぶの野菜は、豚肉と一緒に食べやすいよういという配慮から白菜など細切り、にんじんはピーラーで薄く削いでいました。
これは家庭でも真似したいテクニック。
この「悠久乃蔵」は、300年以上脈々と続く日本酒の蔵元があつまり、「日本酒=日本文化」として、日本酒を理解して、蔵元を応援しちただきたいというお店です。
取材してきました!7月にオープンした、日本初の100%日本酒しゃぶしゃぶ専門店「悠久乃蔵」の立ち上げの想い、経緯を伺ってきましたので、良かったら読んでください〜! https://t.co/o5gCbzPI8t— 新國翔大 (@n_sh2192) 2016年7月5日
以前、このブログで紹介した「ほまれ酒造」の唐橋裕幸社長もおっしゃっていましたが、日本酒は日本の風土と水によって磨き上げられた、まさに日本の文化なのですが、その経営は岐路に立っています。
米の作り手(農業)と酒米の確保、施設の更新費用(かるく1億円くらいかかる)というなか、中小の蔵元経営は四苦八苦ということのようです。
そのような事情もあり、こちらでは「悠久乃蔵会」という会員制度があります。
ワイナリーを継続してもらうためにワイナリーのファンが寄付するというものを日本酒に導入したもので、年会費3000円を支払います。
会員になると、土日はしゃぶしゃぶ食べ放題という特典もついているので、とってもお得。
しゃぶしゃぶ以外にも、カフェやスイーツのお店があり、日本酒の奥深い味と歴史を感じることができます。
銀座にいらっしゃったらぜひお試しください。
悠久乃蔵
http://yukyunokura.jp/
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