【有栖川 有栖】 高原のフーダニット&菩提樹荘の殺人




斎藤 工窪田 正孝 主演で、ただいま絶賛放映中ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」の原作シリーズの「高原のフーダニット」と「菩提樹荘の殺人」を読了。

3泊4日で入院するので、軽く読めそう、と選択しました。



高原のフーダニット (徳間文庫)
by カエレバ
菩提樹荘の殺人 (文春文庫)
by カエレバ


有栖川 有栖は、デビュー当時に2,3作品読んだだけで、その後はパタリと選ばなくなってしまった作家です。

なぜ読まなくなったのかなぁ、と思いながら、この2冊を読んでました。


高原のフーダニット」「菩提樹荘の殺人」ともに短編集です。

2冊を読み進めて言ううちに、有栖川 有栖作品を読まなくなった理由がなんとなくわかってきました。

短編だからなのかもしれませんが、ストーリーとか登場人物のことが記憶に残らないのです。

ミステリーは読み手の好みが強く反映されると思うので、私の好みではない作品を書く人=有栖川 有栖 だったみたいです。

私の好みは綾辻 行人の「十角館の殺人」みたいな、細かいお約束が決められた密室トリックです。なので、有栖川 有栖作品とはご縁がつくれなかったのです、きっと。

加えて、有栖川 作品の言葉遣いも、設定したキャラクターに依存するとはいえ、文語表現が多いことやカタカナ表記へのこだわりとか、ちょっとうっとおしいな、と感じました。

あとがきなどを読むと、火村&アリスシリーズは20年以上にわたる人気シリーズということもわかりましたので、私の好みはもしかするとちょっと変なのかもしれない・・・、と感じたりして。

洋服でも、気に入って購入したものがセールで半額ならまだしも、翌年の期ずれセールで90パーセントOFFになっていることがあるので、世間の中間的なセンスじゃないとは認識していますけど。


ドラマのほうはなかなか好評で、私も窪田 正孝観たさに毎回録画して観ています。

明日も楽しみです。

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