ときわんこ |
常磐大学の非常勤講師を始めて、今年でなんと10年目!
なんだか、すっかり年老いた気分だわ。
この間に、ゆるキャラの「ときわんこ」が登場したり、学科名称が変わったり、といろいろありました。
卒業した学生も数百、そのうち今でも親しくしている卒業生は100名くらいでしょうか。
毎年たくさんの学生と出あいますが、春セメの初回の講義がいちばん緊張します。
というのも、今年の学生はどんな感じなんだろうか、と探りながら、オリエンテーションを進めていくからです。
担当する各講義の1回目では、この授業はこういう内容で、こんなことをします、評価方法はこのようにします、と説明します。これがオリエンテーションです。
毎年、7割から8割は同じ話をしていますが、年度によって学生の雰囲気が異なります。
私が接するのは主に3年生、4年生ですが、今年は、控えめでまじめな感じの学生と、けっこう自信家という印象の、2グループに分かれた感じです。
短大でも教えていますが、短大生(2年生)のほうはいろいろとわきまえている感じです。とりたてて派手な感じの学生もいなかったですね。
今年の学生は、私語がでたとしても、私が注意しなくても自然と消滅していくという、ある意味、先生にとって理想形なんです。
ですが、私自身は、私語がでちゃうと話が止まらない、とか、やたらと元気な盛り上げ屋みたいな学生も好きなんです。
子どもっぽくて、正直な感じがするからかもしれませんね。
大学に限らず、学校というところは、学年によって、かなり雰囲気が違うと思います。
私の通う大学という環境に関していうと、入試の判定基準が、学年の雰囲気を作っているのではないかと感じます。
付属高校から入学者が多い学年、AO入試で入った学生が多い学年、センター試験が多い学年、などなど。
毎年、ちょっとずつ微妙に異なる入試方法や判定基準のために、毎年1回目の授業では、目に入ってくる情報(ファッションとか持ち物)と、話に対するウケぐあい、質問に回答する態度などなど、様々な情報を読み取るように努力しています。
たぶん、私だけでなく、どの先生方も同じような情報収集をなさっていると思います。
が、私は非常勤という立場なので、常勤の先生方より学生との接触頻度が少ないため、どうしても一回で、多くの情報を得たいのかもしれません。
この、どんな感じの学生が多いのか、ということは、グループワークにてきめんに現れてきます。
やたらと明るい盛り上げ屋みたいな学生はムードメーカーなので、いないよりもいたほうがよいですし、おしゃべり好きな学生は、ディスカッションの盛り上げ役になりますし、なによりアイデアを出してくれる人材でもあります。出したアイデアが優れているかどうかは別として、ノーアイデアでディスカッションを進めるより、ずっとましです。
ただひたすらまじめな学生ばかりだと、安定感はありますが、グループワークでは、面白い展開は期待しにくいと感じます。
そういう意味で、学生のバリエーションの豊富さは重要なんです。
今年もグループワークを進めますが、一体どんな感じで進むのでしょう?
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