「近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書)
著者は、博報堂で実際に携帯世代の若者を調査している。
リアルに若者を理解したいという方にはおススメ。
また、最近の若者は覇気がない、自分の意見を持っていない、と思っている方には強くおススメします。彼等は意見を持っていないわけではない、ということに気づいて欲しいためです。
著者の視点として、「既視感」が若者から好奇心や挑戦する勇気を削いでいる、という主張があり、この点はとても面白いと思いました。
確かに、わかった気になっている学生が多いこと多いこと。合点がいきます。
また、携帯電話のなかでの濃い人間関係、地元から離れずに生活する若者像など、まさにリアルな内容です。
本書の理解を深めるサイドテキストとして、電通の「他己ウケの時代」にもぜひ目を通してください。
近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書) | ||||
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