昨日、米国サイトにおいて、セールス&カスタマーサービス大賞のファイナリストが発表されました。
日本からは、Sales Education Leader of the Year として、中国においてファッション関係の教育を手がけている静雲堂様が選出されました。これは、同コンペティションにおいて日本初の快挙になります。
実はこの静雲堂様ですが、昨年「流行ウォッチング」で取り上げさせていただいたことがあります。
スティービー賞の発表は2月22日、マイアミビーチにおいて行なわれます。今度こそは、大学も休みだし、授賞ディナーに参加しようと計画しているところです。
さて、今回で第4回になるセールス&カスタマーサービス大賞ですが、毎年米国をはじめとする北米からのエントリーが大半を占めます。
営業のカテゴリにおいては、エグゼクティブやリーダー等の個人のエントリーが目立ち、またスティービー賞の獲得が難しいのですが、それでもこのジャンルにエントリーが集中するのは、やはり転職の際に有利に働くことがあるからだと推測されます。
営業の各カテゴリにおいてファイナリストに残った企業としては、DHL Express(ディーエイチエル)、AT&T BusinessDirect(AT&Tビジネスダイレクト)、Royal Caribbean International、Avaya(アヴァイア)、Marriott International(マリオットインターナショナル)、Akamai Technologies(アカマイテクノロジーズ)、Cisco Systems(シスコシステムズ)、IBM Corporation(アイビーエム)、Delta Airlines(デルタ航空)、UPS(ユーピーエス)、Verizon Communications(ベライゾンコミュニケーションズ) 等々の企業群があります。
もちろん、こんな大企業以外の、名前が知られていないような企業も選出されていますので、ご安心を。
スティービーアワードは、企業規模毎にその成果を評価しますので、無名だって面白いことに取り組み、成果を残している企業・団体・個人に栄誉が与えられるのです。
一方、カスタマーサービスにおいては、Marriott International(マリオットインターナショナル)、AT&tT BusinessDirect Premier Call Center(AT&Tビジネスダイレクト プレミアコールセンター)、Dow Jones & Co(ダウジョーンズ)、DHL Express US(ディーエイチエル)、Omniture(オムニチュア)、Hilton Hotels Group(ヒルトンホテルグループ)、InterContinental Hotels Group(インターコンチネンタルホテルグループ)、U.S. Postal Service(米国郵便会社)、University of Phoenix(フェニックス大学) 等々が選出されました。
カスタマーサービスにおいては、コールセンターのリーダー、マネージャー、また新人でもがんばっている人々がそれぞれのカテゴリにおいて選出されています。こちらもやはり、良い条件での転職のためにエントリーされているものと考えられます。
こういう自分を売り込むための手段としてアワードを見ている点は、これからますます厳しくなる日本において、見習うべき点だと思います。
学生にもよく話すのですが、苦労した分だけ自分のためになる、やった分だけ育つ、と。
ですが、それだけで満足してしまってはやはりダメなんだと思います。
以前、「幸福の方程式」について書いたことがありますが、その後いろいろと思うことがありました。
幸福になるために最も重要なことは、やはり他人からの「承認」であろうと。そのためには「自尊心」が必要なのですが、このどちらも、自らやりたいことがあり、その実現について計画し、やり遂げたときが最も幸福なのではないか、と思うのです。
やりたいことが無くて、ただ与えられた仕事や課題をこなすだけでは、「自分はやればできるから」という自尊心は持てるかもしれませんし、「あいつはやればできるよな」という他者からの承認もえられるかもしれません。
しかしこれは、突き詰めれば、中心(核)のない幸福ではないでしょうか。ドーナツみたいな幸福ですね。
どんな些細なことでも、自ら設定した目標をクリアしたときこそ、完全に球体の幸福が感じられるのではないか、と私は最近感じます。
スティービーアワードは、個人でも自由にエントリーが可能です。
「次回の、このカテゴリにエントリーしよう」という目標設定に利用していただければ、日本代表としてもうれしいです。もちろんエントリーのためのお手伝いは日本事務局がいたします。
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