干支の最大吉方位に明治神宮がありました




港区に引っ越してくる前は、渋谷区の代々木公園のすぐそばに住んでいましたので、明治神宮はご近所の散歩コースでした。

しかし、港区に引っ越して20年。

明治神宮には足が向くことがなかったのですが、干支の最大吉方位を調べていたら、明治神宮が!

これは行っておかねば~!

というわけで行ってまいりました、明治神宮に20年ぶりに。

大鳥居(明神鳥居)



日本国内で最大の大鳥居

明治神宮はJR原宿駅からすぐ、という場所にあるにもかかわらず、入り口の鳥居をくぐるとそこは別世界!

原宿駅を出て右に神宮橋を渡るとこの鳥居があります

明治天皇が亡くなってから、日本中から樹木を集めて原野に森を作ったとは思えないくらいに、自然の豊かさを感じさせてくれます。

参道

この神宮の森を造るにあたっては、最近あらためて注目の本多静六先生がご尽力されたのだとか。

このブログでも「私の財産告白」や「私の生活流儀」のブックレビューを書いています。

実直な努力こそが自らを助けるものである、という思想は、わたしにも大変納得できるもので、本多静六先生の生き方や考え方を参考にして、毎日日記をつけるようにしているくらいです。


林野の研究者であった本多静六先生がご尽力になったのだ、と思いながら神宮の森を歩いていると、日本国内で最大の大鳥居が見えてきます。


大鳥居は木造で「明神鳥居」とも呼ばれるそうです。

現在の大鳥居は昭和50年に建造されたものですが、大正9年創建の鳥居と同じ寸法、形式です。

高さ12メートル、鳥居の原木は台湾産の樹齢1500年の扁柏(ひのき)。

近くにいくと、その大きさがわかります。


創建100年祈念の銅板屋根の修復


手水で手と口をすすぎ、本殿前の鳥居の前で一礼してから鳥居をくぐります。

銅板屋根が光っています

本殿右手


ご奉納の銅板で、社殿の屋根が少しずつ修復されています。

明治神宮が創建されて100年を記念したものです。

錆びた緑青の屋根も美しいものですが、銅板で輝く屋根も同時に見られるのは、ここ数年のことですから、お見逃しなく。




パワースポット!明治神宮御苑の清正井(きよまさのいど)

20年前と様変わりしていたのが、明治神宮の御苑です。

入場料500円がかかります。

かつては入場料を払った記憶がないので、20年の間に有料になったのだと思います。

明治神宮の御苑は、江戸時代初期に加藤清正を藩祖とする熊本藩の下屋敷でしたが、その後、彦根藩主の井伊家に移りました。

明治維新後は、皇室御料地になり、明治天皇・昭憲皇太后にゆかりが深い場所です。




なだらかな斜面にたつ数寄屋造りの隔雲亭は、昭憲皇太后が休んだ場所。

戦火で焼失しましたが、昭和33年に再建されました。

そして、明治神宮御苑でもっとも有名なのが、清正井(きよまさのいど)でしょう。

清らかな水が湧き出しています


20年前と違うのは、かつてはうっそうとした森のなかにあったこの井戸の周囲が、明るく切り開かれ、そして警備員が立っていたことです!

かつて、早朝にこの清正井にいくと、お茶でも点てるのか、水を汲んでいた方がいらっしゃったものです。

今は、水を飲むことはできません。

水に触れるのも、井戸から流れ出たところでしか認められないという厳しさです。

かつての御苑は、大木があちらこちらにそびえ立ち、深い森の様相でしたが、すっかり明るい場所になっていました。


休憩に日本酒ジェラートはいかが?

明治神宮の御苑の様変わりぶりに驚きながら、ふだんは立ち入らない場所へ。

ここまで変わっているなら、ここも変わっているだろうという感じで、休憩に使われるお土産&軽食の建物へと入りました。

おみやげを買うつもりはありませんでしたが、おとなのぽち袋を購入してしまいました。
普通のおみやげ店ではちょっと見かけないものが並んでいます。


そして、日本酒ジェラートもおすすめです。

アルコール分が0.9パーセントで、ほんとうに日本酒の味がします。


外国人の参拝者が増えたためか、クレジットカード決済も可能です。

明治神宮に来たら、おみやげコーナーに立ち寄られると、発見があるかもしれません。

引っ越さない限りは、明治神宮が、わたしにとって最大吉方位ですから、これからはできるだけ参拝するようにしたいと思いました。


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