Greeen結成までを兄弟の視点から描いた映画
キセキ -あの日のソビト- <2017年12月16日より見放題独占配信中>公開したら、即、観に行くぞー!
と決めていたはずの映画「キセキ -あの日のソビト-」やっと観られた~。
GReeeNの曲は、誰もが知っている、だれもが一度は歌ったことがあります。
そこには骨太なメッセージがあって、好きなアーティストです。
それ以上に、わたしのような福島県人、それも郡山に近い人にとっては、格別の存在だと思います。
奥羽大学で出会った4人が、かつて郡山のライブハウスで歌い、そしてGReeeNとして活動しているのですから。
そんなGReeeNが生まれるまでの、ドキュメンタリーのような映画がこの「キセキ -あの日のソビト-」です。
この映画は、親子の葛藤、出会い、そして才能のある弟を見守り、サポートする兄の物語です。
オープニングのメタルが超カッコいい!松坂桃李に惚れます!!
ストーリーはここでは書きません。わたしが良かったな、と思うシーンを紹介したいと思います。
まずはオープニングのJINのバンド・ハイスピードのパフォーマンスが、すっごくかっこいい。
GReeeNだよね、と思って観に来ている客の期待を、かなり裏切ってくれます。
そして何より、ライブで乱闘するメタルバンド、という演出で、彼らの音楽の方向性が見えるという感じです。
松坂桃李さんが歌っているのですが、めちゃかっこいい。
日本刀を抜いちゃう世界一コワい父
この映画のキモとなっている、JINとHIDEの父親の存在も際立ってます。反抗的なJINに対して、いきなり殴りつける、いわば暴力おやじ。
時には日本刀をスラリと抜くあたり、ある意味、正気じゃない父というか。
この父親の存在があって、HIDEの覆面デビューのいいわけになる、というオチにもなっていて、本作の重要人物です。
医師4人の素顔
そういえば、たしか年末だったと思うけど、NHKのソングスという歌番組でGReeeNをはじめてみました。といっても、素顔じゃなくてキャラ処理されてましたけどね。
そのときに、医師国家試験を受けた年は、ほとんど寝てない、という発言がありました。
布団にはいると寝てしまうから、ソファで寝るとか、お風呂に入ってる時だけ眠るとか。毎日20時間以上、勉強したそうです。
すでに人気もあったGReeeNとしての活動とは別に、そんな苦労をして歯科医師になった4人の気持ちをいままで深く考えたこともありませんでしたが、この映画を観て、なんだか、すごくわかった気がしました。
親の期待を無下にできない、人へのやさしさ。
これが、彼らの歌の魂なのかな、とも。
HIDEとnaviは北海道、92は沖縄、SOHは福島と、日本中に離れて活動しているそうです。
クラウドで音楽活動しているという、かなりサイバーなアーティストであり、今だからこそできる音楽スタイルです。
インターネットがなかったら、GReeeNは誕生していなかったかもしれませんね。
天から与えられた役割がある
最後に、もうひとつ心に残ったシーンを。JINが、人には役割があって動かされる、とバンド仲間に語るシーンは、兄として弟の才能に触れ、本当にそんなことを感じたのだろうな、実際に語ったのかもしれない、と感じました。
長く生きていると、天から与えられた役割がある、と感じる瞬間があります。
それを運命と呼ぶ人もいます。
わたしは、この映画を見ていて、二つの映画が思い出しました。
ひとつは「BECK」。
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もうひとつが「アマデウス」。
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「BECK」は、コミックが原作の、バンドが誕生して成長する物語。
「アマデウス」は、才能豊かなモーツァルトと、その才能に唯一気づいていたサリエリの物語。何度も見た映画のひとつです。
どちらも、JINの姿を見ていて思い出しました。
もう一度観たい!
この映画はDVD出たら買います!
※このブログのBGMは、もちろん主題歌「ソビト」です。
キセキ -あの日のソビト- <2017年12月16日より見放題独占配信中>