2021年7月は、6月に公開された山﨑賢人さん主演の『夏への扉 ーキミのいる未来へー』からスタートしました。
ある意味、SF月間のような感じです。
『夏への扉 ーキミのいる未来へー』
投資金額:1200円
ロバート A ハインラインの『夏への扉』を原作とした映画です。
古典的な時間旅行もので、冬眠(コールドスリープ)と、タイムマシンをつかって、失われた自分を取り戻すというもの。
時間に余裕があれば、原作のほうを読んでから映画をみると、どこが変わっているかがわかります。
映画のほうは、思っていた以上に淡々と時間が流れるのですが、原作の方では、主人公がドタバタと動き回ります。
映画オリジナルのAIロボット「ピート」が、相棒として登場することで、原作で感じるドタバタ感がすっきりとまとまったという感じです。
ぜったいに映画館で観るのがおすすめ!という映画ではないので、配信サービスに並んでから観ても良いかも。
『東京リベンジャーズ』
投資金額:1500円
『東京リベンジャーズ』は、タイムリープものと呼ばれるジャンルの物語。
ヤンキーとSFが掛け算されると、ダメダメ人生やり直し、というストーリーになるようです。
ちなみに、タイムリープとは、Wikipediaによると、「自分自身の意識だけが時空を移動し、過去や未来の自分の身体にその意識が乗り移る」というもので、『夏への扉』のタイムトラベルとはちがいます。
意識だけが、時空を移動するのがタイムリープ。
身体も一緒に時空を移動するのが、タイムトラベル。
ところで、映画『東京リベンジャーズ』は、ドラケンが生き残るところで終わるバージョンです。
アニメ版『東京リベンジャーズ』では、すでにドラケンが死刑囚、というところまで話が進んでいるので、映画は、少しばかり肩透かしという感じです。
稀咲も半間も、思わせぶりに登場するだけだし、アッくんのその後も、どうなのよ?という感じです。
主人公のタケミチ以外にも、タイムリープできる人物がいそうな感じで、アニメはただいま盛り上がってきてます。
映画の方は、主要な出演者が人気ありすぎなので、続編は無理だろうな、という感じですから、中途半端感は否めません。
まったくストーリーを知らなければ、それなりに楽しめるのかもしれませんが。
『唐人街探偵 東京MISSION』
投資金額:1200円
『唐人街探偵 東京MISSION』は、『唐人街探案』の3番目、バンコク編、ニューヨーク編につづく東京編です。
妻夫木聡さんが、大金持ちのお坊ちゃん日本人探偵役で、ニューヨーク編から登場しています。
サービス精神旺盛、お金がかかっている映画で、エキストラの数に驚きます。
ある意味、さすが中国という感じです。
物語は、中国人探偵が、世界中を巡って事件を解決するというもので、海外旅行に行きたい中国人に「見せてあげましょう!」という映画です。
テンポとノリは、かつての香港映画に近いです。
しかし、天才頭脳派探偵という設定なので、アクションはほどほど、謎解きがメインですが、後出しジャンケン的な展開は否めません。
最後は、中国残留孤児にからめて、森村誠一さん原作の角川映画『人間の証明』のテーマソングが流れます。
みんなが知ってる音楽をつかった、ミュージックビデオ的な部分も少なくありません。
最後は、テーマソングなのか、探偵の活躍を歌った歌にあわせて、みんながダンス。
妻夫木聡さんもノリノリで踊ってました。
中国人のサービス精神を感じる映画です。
シリーズ化されているので、できれば全シリーズ観てみたいと思います。
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