こんなところに中村倫也さんが!映画3選『影裏』『日本で一番悪い奴ら』『孤狼の血』

最近、毎日のように映画2本観る生活が定着しています。

AmazonのPrimeVideoや、Netflixのおかげで実現しているのですが、新作映画などはAmazonのPrimeVideoのほうが優勢ですね。

とはいえ、過去に観たいと思っていた映画を観ているわけで、Amazonで観たり、Netflixで観たりしています。

そんななか、「こんなところに中村倫也さんがいた!」という驚きとともに、「うまいな」と感じた映画3作を紹介します。



『影裏』

芥川賞を受賞した沼田真佑さんの小説『影裏』を、綾野剛さんと松田龍平さんのW主演で制作された映画です。

公開時に、観ようかどうか、かなり迷った挙げ句に見送った映画です。

正直、わからないところは前に戻って見直したりしたほうが良いので、映画館で観るより、お家で映画に向いていると思います。

岩手県の美しい自然を背景に、都会から転勤してきた独身男子を綾野剛さん、岩手で知り合った友人に松田龍平さん、というキャスティングで、釣りしたり、お酒飲んだり2人の共演シーンが多い映画です。


綾野剛さんは、登場シーンから、「これはBLくさいぞ」と思わせるのですが、綾野剛さん演じるところの独身男子の元恋人とおぼしき役柄として中村倫也さんが登場します。

時間にして10分ほど(もっと少ないかも)なのですが、とても印象的です。

中村倫也さんは、手術して女性となった姿で登場するのですが、「こういう女性いるいる」というぐらいに女性的です。

低音ボイスなので、中村倫也さんだとわかるのですが、一瞬、女優さんかと思うくらい。

そして、別れ際に綾野剛さんとハグして、慰めるシーンは、かなり感動的です。


『日本で一番悪い奴ら』

こちらは、実話をもとにした警察の裏側を描いた映画で、これも綾野剛さん主演です。


公開当時に、やはり、観ようかどうか迷った挙げ句に見送った作品です。

綾野剛さんは、柔道チャンピオンとして、北海道警察に採用されるのですが、その後、自分の出世=治安維持と勘違いして、ヤクザや半グレと組んで、違法な手法に手を染め、拡大していくというもの。

最後は、覚せい剤取締法で逮捕されるのですが、後輩のまじめな警察官役で登場するのが、中村倫也さんです。

密輸される拳銃200丁を税関で押収するために、覚醒剤20キロの輸入を見逃すという、わけわからん展開なのですが、このシーンで登場する中村倫也さんは、綾野剛さんを逮捕するシーンでも登場します。

このときの中村倫也さんは、七三分けのエリート警察官なのですが、これに対して、逮捕シーンで大暴れする綾野剛さんが、中村倫也さんの七三めがけて平手をくらわし、髪がボサボサになります。

このボサボサ頭のまま、綾野剛さんに手錠をかけるのが中村倫也さんです。

出演シーンは、全部で5分くらいだと思います。

裏で、「このままではまずいですよ、北海道警察ヤバいです!」と上層部を説得して、「ヤクザとつるんで摘発してた彼を逮捕して幕引きしましょう、都合が良いことに覚醒剤やってるみたいですよ」とか、言っていそうな役柄です。


『孤狼の血』

日本アカデミー賞優秀賞最多12部門を受賞した映画で、松坂桃李さんが刑事役を演じています。

昭和のヤクザ抗争を描いた作品で、『日本で一番悪い奴ら』と時代的にはオーバーラップします。


『孤狼の血 LEVEL2』が8月に公開されるというので観たのですが、映画館ではあんまり観たいと思わない作品かも。

松坂桃李さんは、役所広司さん演じるところの、一見、ヤクザと仲良くしている刑事を探る役目なのですが、その考え方を知るにつけ、傾倒していくという役どころです。

そして、中村倫也さんは、血で血を洗う抗争の最前線にいる、チンピラヤクザ役で出演しています。

いわゆる狂犬みたいな役なのですが、狂犬としか見えない目のギラギラ感がすごいです。

おっとりとした、ちょっと浮世離れした中村倫也さんしか知らない人には、衝撃かもしれません。

演技で、ここまで出せるのはすごいな、と感じました。

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