秋ドラマ「SUITS(スーツ)」の番宣の意味もあって、先月「東京ラブストーリー」が再放送されていました。
実はわたし、「東京ラブストーリー」を観たことがなかったので、今回の再放送を録画して観ておりました。
先日、大学の同僚から、「東京ラブストーリーの再放送、ご覧になってましたか?」と問われ、「はい、今回はじめて観ました」と答えたのです。
再放送を観ていた若者世代からは、「なぜ連絡しないのか?」という疑問が持ち上がっているそうです。
「東京ラブストーリー」は、恋愛ドラマ全般に通じる、焦らしのドラマなので、近くに公衆電話があっても電話しません。
たとえスマホがあったとしても、LINEのメッセージが送れたとしても、「東京ラブストーリー」では電話しないし、メッセージも送らないと思いますよ。
電話したいけど電話できない、メッセージを送りたいけど送れない、というカンチとリカという性格設定にしたほうが、たぶん視聴率は稼げるでしょうから。
「東京ラブストーリー」では、電話ができなくて連絡がつかず、カンチとリカがすれ違うというシーンが多用されています。
もしスマホがあるとしたら、カンチはリカからのメッセージが届いていることはわかっているけど、ブラック上司の無駄話につきあわされて返信ができない、なんてシーンに変わるでしょう。
なんせ、焦らして視聴率を稼ぐのが、恋愛ドラマの定番なんですから。
そういう演出をわかっていても、イライラしますね、「東京ラブストーリー」。
観なくて正解です。
実はわたし、「東京ラブストーリー」を観たことがなかったので、今回の再放送を録画して観ておりました。
先日、大学の同僚から、「東京ラブストーリーの再放送、ご覧になってましたか?」と問われ、「はい、今回はじめて観ました」と答えたのです。
27年間で変わったこと、その1
それは携帯電話・スマホです。再放送を観ていた若者世代からは、「なぜ連絡しないのか?」という疑問が持ち上がっているそうです。
「東京ラブストーリー」は、恋愛ドラマ全般に通じる、焦らしのドラマなので、近くに公衆電話があっても電話しません。
たとえスマホがあったとしても、LINEのメッセージが送れたとしても、「東京ラブストーリー」では電話しないし、メッセージも送らないと思いますよ。
電話したいけど電話できない、メッセージを送りたいけど送れない、というカンチとリカという性格設定にしたほうが、たぶん視聴率は稼げるでしょうから。
「東京ラブストーリー」では、電話ができなくて連絡がつかず、カンチとリカがすれ違うというシーンが多用されています。
もしスマホがあるとしたら、カンチはリカからのメッセージが届いていることはわかっているけど、ブラック上司の無駄話につきあわされて返信ができない、なんてシーンに変わるでしょう。
なんせ、焦らして視聴率を稼ぐのが、恋愛ドラマの定番なんですから。
そういう演出をわかっていても、イライラしますね、「東京ラブストーリー」。
観なくて正解です。
27年間で変わったこと、その2
地方から東京に出ること、です。
最近の学生は、地元志向が顕著です。
東京は週末出かける場所になっていて、早朝の高速バスに乗ると、大学生くらいの女性がたくさん乗っています。
就職のために東京に出ること、そのものが、近頃の若者には理解しにくいのです。
27年間で変わらないこと
これは人間の気持ちです。とくに、男心。
「東京ラブストーリー」は、リカとつきあうカンチが、初恋の女性との間で揺れ動くというもの。
女性ふたりを前に、カンチはどう振る舞うのか?が、ドラマを通して語られます。
付き合っているけど、初恋の女性からの連絡にドキドキするカンチは、現在にも通じる男性像のようです。
そこで、「東京ラブストーリー」は観たことがないという男子大学生に、こんな質問をしてみました。
「現在つきあっている彼女と、初恋の彼女の2人から、同じ日の同じ時刻に『会いたい』といわれたらどうする?」
その男子学生は、
「自分だったら、時間ずらすか、日程を調整します」
と回答。
そこで私は、
「両方に会うとして、どちらを優先する?」
と重ねて質問すると、
「うーん、初恋の人ですね」
と言うではないですか!
すべての女性は、昔の女より、ただいま現在つきあっている私を優先しろ!
と思っているはずです。
しかし、世の男性は、昔の初恋の女から「相談したい」と言われると、最優先でホイホイ出かけるわけです。
カンチと大差ないじゃん!
「そこは、男は変わりませんよ」
とは、最初にこの話題を提供してくれた同僚(男性)です。
だから、ドラマ枠で恋愛ドキドキ・焦らされてイライラものが、視聴率が取れないのかも。
今どき女子は、そんな男が登場したら、チャンネル変えちゃうわね。
ドキドキしたいならスリリングなミステリー
ドラマにしろ、映画にしろ、恋愛ものにはハマったことがありません、わたし。他人の恋愛ドラマみて、何がおもしろいのかと思っています。
ミステリーやスリラーもののドキドキ感のほうがおもしろいし、恋愛ドラマでは大切な性格設定でストーリーを理解するようなメンドくささがありません。
設定という意味では、ミステリーやスリラーのほうがスケール感が大きく、「そういう設定なら、こういう事件はあり得るよね」という理解がしやすいからです。
「東京ラブストーリー」を観ていて、カンチに「このグズめ」と言ってしまいました。
来年、映画が公開される予定の「十二人の死にたい子どもたち」を、ただいま読んでいますが、謎解きの設定は映画「十二人の怒れる男」のようです。
来週からはドラマ「相棒」がはじまりますね、楽しみです。
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