【高里 椎奈】 うちの執事が言うことには (2)

うちの執事が言うことには (2)」読了。

2巻は、執事の仕事とは?を解説するような内容でした。
そして、優秀な執事に見合う、優秀な主人とは?を考える当主。

人間として、その役割を全うするにはどうすればよいのか、という成長物語のようなので、そのテーマに踏み込んだのが2巻という位置づけだと思います。

若き執事の衣更月(きさらぎ)と家令の鳳の出会いや、当主・花頴(かえい)のイギリス時代など、背景となるエピソードも含まれた第2巻は、テンポよく読めました。

大人は勝手なことを言う、説教クサい、といった若者特有かとも思われる反発を、人間として自立して生きていくためには自分で決めなければならない、と言い換えている部分などは、著者の本心からの声と感じました。

第3巻が楽しみになります。
シリーズ化するのもわかりました。



うちの執事が言うことには (2) (角川文庫)

高里 椎奈 KADOKAWA/角川書店 2014-07-25
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