【マイク・コーリー】 「もし「ガイジン」が上司になったら」


もし「ガイジン」が上司になったら」を読了。


グローバルな展開を目指している企業の多くは、日本人以外の採用を進めています。

特にアジア人の採用を積極的に行っているというところが多く見受けられます。

日本人は、顔が似ているとか、漢字を使っているとか、地理的に近いとか、という理由で、アジア人の中でも中国人を、日本人と近いと勘違いしています。

しかし、文化的、歴史的な背景からは、中国人は移民国家のアメリカ人に近いと言われます。

本書は、文化的背景の異なる人たちとどのように付き合っていくのか、ということを言語の面から説明したもので、上司に限らず、日本人以外の外国人とビジネスをしている人にはぜひ読んでほしいと思いました。

英語表現がたくさん事例として出ていますが、これはあくまでも脇役であり、読み取るべきはその背景です。

たとえば、日本人があいまいな表現で断るとき、ガイジンはそれを肯定的な意味に解釈するなど、日本人が海外でビジネスする際の障害ともいえる習慣を比較して説明していたりします。


また、ガイジンとミーティングするときの段取りの仕方など、一般的なビジネススキルとしても通用する方法論を展開しています。

ビジネス初心者の方が本書を読めば、間違いの少ないビジネスの進め方を学ぶことができると思います。

英語は苦手、と敬遠せず、ぜひ手に取ってほしい、おススメの書です。


もし「ガイジン」が上司になったら

マイケル・コーリー ディスカヴァー・トゥエンティワン 2011-08-16
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