YouTube公式チャンネルも官僚主導

今週、省庁が発表している政策をいろいろと見ていたら、厚生労働省のリリースの中になじまない文字列を発見しました。なんとYouTubeに厚生労働省の公式チャンネルを開設したのだそうです。
早速そのチャンネルを見にいくと、大臣記者会見の様子が掲載されています。
下のほうに行くと、お友達として防衛省公式チャンネル文部科学省公式チャンネル法務省公式チャンネル農林水産省公式チャンネルなど、続々登場します。

厚生労働省チャンネルでは、新型インフルエンザについてのビデオが約40万回再生されていましたので、一定の評価を差し上げても良さそうです。
また農林水産省の「ご馳走」ビデオは英語版で、海外へのアピールには良さそうです。どのくらい海外から再生されているかは謎ですが。
再生回数が少ないなぁ、という印象がぬぐえないのは文部科学省でしょうか。話題は多そうなのに、オリンピック関連の施設の話が多いですね。もっとえぐい話題を取り上げると再生回数も増えそうです。
防衛省は、マニアなかたが隊員日記を見に来てるんだろうな、と想像させます。

最近は企業も公式チャンネルを利用してPRや広告を行うようになってきているためか、テレビ業界不振のなか、映像制作会社は結構忙しいという話を聞きます。こういうことなんですね。
直接クライアントから仕事を依頼され、クライアントがYouTubeで公開する。従来は間で仕切っていた代理店、何もしないけれど電波という公器を分け与えるだけで儲けていたテレビ局がスルーされているわけです。もしかすると代理店くらいは入ってるかもしれませんが・・・。

省庁の公式チャンネルについても、税金が投入されているわけですから、その効果のほどを再生回数で示すべきです。各省一覧形式で、毎月の再生回数合計をぜひ出していただきたいですね。

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