競技ダンスの人口

ダンスを始めて13か月が過ぎ、シューズも新調しようと思っています。
先生が今履いている赤いシューズが好き、ということで、今度も同じ赤い靴です。

ダンスも1年以上やっていると、レッスンの最初に体ならしに踊るパーティダンスの最中にいろいろとおしゃべりします。近況とか、音楽や映画の話、もちろんダンスの話もします。
その会話の中で、最近驚いたのは、競技ダンスの日本人比率の高さでした。

先週は、アルゼンチンのタンゴ世界選手権で日本人女性とアルゼンチン男性のペアが優勝するというニュースが流れました。
この大会では、昨年も別の部門で日本人ペアが優勝という実績を残していて、タンゴと日本人が相性がいいのか、それとも日本人がタンゴが好きなんだ、と思っていました。

私の先生は、モダンとラテン計10種目のほうの競技ダンスをやっていますが、先生曰く、世界大会に出場するペアのうち1/3くらいが日本人なのだとか。
「え~、そんなに日本ってダンスがさかんなの!!」という衝撃が。実は日本はダンス後進国だと思っていたからです。

ダンスの世界で上位を占めるのは、やはりヨーロッパ勢なので、日本以上にそういう国々のほうが競技人口が多いのかと単純に思っていたのですが、実はそうではないようです。

とはいえ、男女ペアのダンスは元々ヨーロッパのもの。生活に根差しているので、我々日本人とは基礎が違いますよね。

たとえば、ワルツをはじめとするモダンダンスは、男性と女性の体の一部がくっついている状態が最も踊りやすいのですが、最初からそんなことはできません。というか、意識していないと体が離れていきます。1年もやってやっと体がくっついていることが当たり前になりつつある、というのが本当のところでしょう。

素人相手に、気長に、そういうことができる間柄になれることを待っている、日本のダンスの先生って辛抱強いと思います。

つまり、ダンスの前提であるところの、体が触れることが当たり前、という文化がある人達と、そもそも体が離れて、一定の距離感があったほうが心地よい日本人とでは、最初のところでかなりの差があると感じます。

たとえば、私は、欧米系の親しい友人との間では、左右交互に頬を寄せ合ってあいさつします。
しかし、アジア人の間ではこういうことはないですし、せいぜいが握手です。日本人をはじめとするアジア人は、体の接触を嫌っているのではないかとすら感じることがあります。

一方でタンゴでは優勝者が誕生するなど、どこかでこのハードルを越えた人たちは世界に通用するのでしょうね。

競技人口では世界をリードする日本ですので、いずれモダンやラテンの世界でも優勝するペアが誕生することを期待したいです。その前に、心理的距離をどう超えるかですけど。