HSBCがデフォルト!? 記事の根拠はどこに?

今週の週刊文春に、「HSBC破たん?」みたいな記事が掲載され多みたいですね。
メインバンクはHSBCなので、心配になっていろいろと調べてみました。

まず、日本語で読める関連情報は、以下の投稿です。

http://mizu888.at.webry.info/201401/article_127.html

http://agnes2001.blog.fc2.com/blog-entry-1798.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140128-00000203-scn-bus_all


中国では、銀行のデフォルトが呟かれ始めていて、中国工商銀行が危ない、という情報は周知のものとなっていますが、その情報と絡めたような感じでみなさんお書きになっておられます。


その中で、BBCのニュースがキーワードだったので、BBCの記事にあたりました。
投稿の日付からみて、この記事が火元のようです。

http://www.bbc.co.uk/news/business-25861717

これによると、HSBCから50万円相当以上の現金の引き出しができなくなっていることをレポートしているにすぎません。


実際にHSBCに口座を持っている者として、ここ数年のHSBCの動きをここに書いておきます。

1.2年くらい前に、セキュリティデバイス(日本にはないのでわかりづらいですが、暗証番号だけをその都度表示するもの)が、よりセキュアなものに変更されました。

2.HSBCのキャッシュカードが、ICチップ入りに順次変更されています。

3.キャッシュカードの変更に伴い、ATMでの引き出し額などの上限が変更されました。


これらの変更は、香港政府による制度変更に伴うものである、というのが、HSBCからのレターに記載されていました。


実際問題として、法人口座において、口座への振込について特に規制はありません。自社が決めた上限設定はありますが、特に問題なく利用できます。

個人の場合には、振込額の設定金額を、相手先ごとに決めてから振り込むようにするなど、日本の銀行よりもきめ細やかな設定が可能です。

こんなにめんどくさいのは、セキュリティのため、というのがHSBCの言い分です。
ネットバンキングでの犯罪も多いし、キャッシュカードの盗難も多いでしょうからね。



さてさて、私の一番の疑問は、そもそもキャッシュをたくさん持ち歩くようなことってあるのでしょうか? なのです。

通常の買い物ならクレジットカードで済みますし、住宅などの購入であれば、銀行間での口座振込などが一般的です。


こうなってくると、BBCの記事は、HSBCへの嫌がらせなのではないか、という疑問がわいてきます。


というわけで、さらに調べると、なんとHSBCが、リテール・商業銀行部門の最大30%を分離上場するかも!というニュースが昨年12月に報道されていました。

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE9B804A20131209

こちらのニュースのネタ元は Finantial Times なので、こちらも当ってみましたが、見つけられませんでした。


この手の話は、宋文洲さん(@sohbunshu)がツイートしているはずなので、彼のツイートも見てみましたが、見当たりませんでした。

いったい何を根拠に、影響力のある週刊誌が記事にしたのでしょうか?